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　ヤマハは、2006年の海外・国内レース活動について、このほどファクトリーチーム、トップサポートチームの体制を決定しました。今年もMotoGPをはじめロードレース、モトクロス、トライアル、スノーモビルなど、国内外でさまざまなレース活動を展開してまいります。

【海外レース】

　ロードレース最高峰のMotoGPには2チーム4人のライダーが参戦します。ファクトリーチームである「キャメル・ヤマハ・チーム」からは、昨年シーズン11勝を挙げ、ロードレース最高峰クラスでの5年連続のライダータイトル（ヤマハで2連覇）と、メーカータイトル、チームタイトルの3冠をもたらしたバレンティーノ･ロッシ選手と、コーリン・エドワーズ選手が出場します。また、サポートチームの「テック3・ヤマハ・チーム」からは、1999年から2004年までヤマハに在籍し、最高峰クラスでの豊富な経験を持つカルロス・チェカ選手と、ジェームス・エリソン選手が参戦。3年連続ライダータイトル、2年連続メーカータイトル獲得を狙います。マシンはYZR-M1です。

　市販車ベースによるロードレース最高峰のスーパーバイク世界選手権には、欧州現地法人ヤマハモーター・イタリアのサポートで運営する「ヤマハモーター・イタリア・WSBチーム」から、昨年ランキング3位を獲得した芳賀紀行選手とアンドリュー・ピット選手が、またヤマハモーター・フランスのサポートで運営する「ヤマハモーター・フランス」から阿部典史選手、セバスチャン・ジンバート選手、さらに昨年まで全日本ロードレース選手権・JSB1000に参戦していた中冨伸一選手がYZF-R1を駆り出場します。
　スーパースポーツ世界選手権には、欧州現地法人ヤマハモーター・ジャーマニ－のサポートで運営する「ヤマハモーター・ジャーマニ－」より、ケビン・カーテン選手と、ブロック・パークス選手が、2006年モデルの新型YZF-R6を駆り参戦します。

　モトクロス世界選手権には、最高峰クラスのMX1及び、MX2に出場します。今季は「ヤマハ・インター・スポーツ・モトクロスチーム」から、昨年世界タイトル9冠（ヤマハで5連覇）を達成したステファン・エバーツ選手に加え、昨シーズンMX2に参戦していたセドリック・メロッテ選手がステップアップしYZ450FMでMX1に出場。最高峰クラスでの連続タイトルを狙います。
　またMX2にはヤマハモーター・イタリアのサポートチーム「ヤマハ・デ・カルリ」から、昨年のMX2チャンピオン、アントニオ・カイローリ選手、マッテオ・ボニーニ選手。ヤマハモーター・イタリアとヤマハモーター・ヨーロッパのサポートチーム「ヤマハ・リッチ・レーシング」からは、アレッシオ・キオディ選手、ケネス・グンダーセン選手、ダビデ・グアネリ選手。「ヤマハ・UK・ディクソン・レーシング」からビリー・マッケンジー選手。「カソーラ・ヤマハ・チーム」からアンソニー・ボアシエール選手。「ヴァン・ビアーズ・レーシング・チーム」からはアイガー・レオク選手がそれぞれYZ250Fを駆り参戦します。

　すでに1月7日から開幕しているAMAスーパークロス選手権には、「ヤマハ・モトクロス・チーム」から、昨年ランキング2位のチャド・リード選手と、ランキング8位を獲得したヒース・ヴォス選手がYZ450Fを駆り出場。また5月より開幕するAMAナショナルモトクロス選手権にも同様の体制で参戦します。

　エンデューロ世界選手権にはEnduro 1に「UFO・コルセ・ヤマハ」からアルノー・ビラノーバ選手とマウリツィオ・ミケルツ選手がWR250Fを駆り参戦。Enduro 2には同チームから、2004年Enduro 1でチャンピオン、2005年Enduro 2でランキング2位を獲得したステファン・メリマン選手、ジョニ－・オーバート選手、ファブリツィオ・ディーニ選手がWR450Fを駆り参戦します。

【国内レース】

　全日本ロードレース選手権・JSB1000には、「YSP Racing Team sponsored by PRESTO Corporation」から新加入の中須賀克行選手がYZF-R1を駆り出場します。なお、各地のYSP（ヤマハ・スポーツ・プラザ）店主によるエリア監督制度は今シーズンも継続いたします。
　またST600には全日本モトクロス選手権と同様に「Jubilo Racing Team」を新たに発足。藤原儀彦選手をチーム監督とし昨年全日本GP250でランキング9位を獲得した佐藤裕児選手が、2006年モデルの新型YZF-R6を駆り参戦します。なお藤原選手は、一般ライダーへのセッティングデータの提供を目的にYZF-R6にてスポット参戦します。

　全日本モトクロス選手権は、「Jubilo Racing Team」から7人のライダーが出場します。IA1には、昨年チャンピオンを獲得した小池田猛選手をはじめ、小島太久摩選手、釘村太一選手、出原忍選手、新加入の成田亮選手が出場。またIA2には釘村忠選手、尾崎友哉選手が出場します。
　またトッププライベーターの大河原功次選手は自ら運営する「OHKAWARA Racing」からIA1に出場します。

　全日本トライアル選手権の国際A級スーパークラスには、成田匠選手と野崎史高選手が、それぞれの所属チームからTYS250Fを駆り出場します。

　2月5日に開幕した全日本スノーモビル選手権では、今シーズンから「ヤマハ・レーシング・チーム」を設立。昨年のスーパークラスチャンピオン中澤裕伺選手と戸沢真司選手がスーパークラスに4ストロークマシン「RSVector SP」を駆り出場。さらに昨シーズン発足した「Club YAMAHAレーシング」からは川越清貴選手、寺崎雅史選手、稲葉翔選手、永倉信明選手が同じく「RSVector SP」を駆り参戦します。