2008-2009年度 トップリーグ 第9節 - 試合日程・結果
2008-2009年度 トップリーグ 第9節:コカ・コーラウエストレッドスパークス戦の結果をご報告します。
2008-2009年度 トップリーグ 第9節
12/14(日) 13:00
:ベストアメニティスタジアム
ヤマハ発動機ジュビロ 41
前半 17-3
後半 24-0
3コカ・コーラウエストレッドスパークス
試合レポート
日本選手権の出場権を得るためには絶対に落とせない一戦となった第9節。コカ・コーラウエストレッドスパークスのホーム、佐賀県ベストアメニティスタジアムにて試合は行われた。ヤマハジュビロには山村選手、大田尾選手、五郎丸選手、中園選手など佐賀県出身プレーヤーがおり、佐賀県のサポーターに温かく迎え入れられた。
コーラのキックオフから試合開始。開始3分にレフリーの笛を一度も鳴らすことなく三角選手が中央にトライ。反則をしないというヤマハジュビロの堅い意志が表れた。五郎丸選手のゴールも決まり、7-0と先制。快心のスタートを切ったヤマハジュビロは11分にコーラのオフサイドから得たペナルティゴールもきっちりと決め、10-0。17分には自陣10m付近のラックをターンオーバーし、矢富選手が独走。パスダミーとステップを織り交ぜて相手を交わし中央にトライ。五郎丸選手のゴール成功で17-0と引き離した。しかし前半終了間際、コーラがペナルティゴールを決めて17-3に。この試合で初めてスコアを許した。
大田尾選手のキックオフから後半開始。ヤマハジュビロはハーフタイムを挟んでからも集中力を切らすことなく攻めの姿勢を示した。後半11分、敵陣22m付近でコーラがキックしたボールを目の前にいた三角選手がキャッチ。そのまま走り込んで中央にトライし、五郎丸選手のゴール成功で24-3に。21分には矢富選手がラックサイドから抜け出し、フェイントで相手を交わして左隅にトライ。4トライを決めたヤマハジュビロは、この時点で勝ち点1を獲得するが、攻撃の手を緩めない。24分にはソーン選手の突破から、マッコイド選手がロングパスを放ち、トーマス選手がキャッチ。2人のディフェンスを引き付けて八木選手にパスをつなぎ、八木選手がそのまま左中間にトライ。29分にはコーラのひたむきなアタックで自陣に攻め込まれるが、激しいタックルでピンチを脱出。31分に敵陣ゴール前5m付近のラックから左へ展開し、三角選手がこの日ハットトリックとなる3つ目のトライを決め、五郎丸選手のゴール成功により41-3とし、勝利を飾った。
マン・オブ・ザ・マッチはアタックの要となった矢富選手。矢富選手の早い仕掛けと大田尾選手の落ち着いたゲームメイク、そしてFWの忠実なサポートがコーラをノートライに抑え、勝ち点5獲得の快勝を収めることができた。日本選手権出場権獲得に向け、一歩前進を遂げた。
山村亮主将コメント
九州をはじめ、磐田からもたくさんの応援に来ていただき本当にありがとうございました。今日は、先週の反省点である敵陣でプレーすることをゲームプランとし、それを80分間遂行できたことが勝因のひとつだと思います。これから4試合ありますが、まずは次のIBM戦で、レベルアップした今日以上のいいゲームをし、勝ち点5を取れるように頑張っていきたいです。
マン・オブ・ザ・マッチ 矢富勇毅選手コメント
自分はミーティングで言われたことをゲームで遂行しただけなので、今日の勝利はコーチ陣や分析のおかげだと思います。トライに関しても、味方がしっかりとボールを出し、相手へプレッシャーを与えてくれ、そこをたまたま僕が抜けただけ。全てにおいて、仲間のおかげだと思っています。本当にありがとうございます。
ハットトリックを決め、大活躍の三角公志選手コメント
今まで流れの中から先制トライが取れませんでしたが、この試合でタツさん(大田尾選手)が戻ってきて、後ろからのキックで前に出ることができました。記録は僕のトライ、でも全員で取ったトライで、今日の勝敗を左右した大事なトライでした。6トライは、フォワードがブレイクダウンで体を張りターンオーバーし、バックスに展開という、理想的な形。この流れを続けていきたいです。今日の勝利で満足することなく、次のIBM戦はもっと納得できるゲームをしていきたいと思います。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷 聖史 |
2 | 加藤 圭太 |
3 | 山村 亮 |
4 | 石神 勝 |
5 | ローリー・ダンカン |
6 | ルーベン・ソーン |
7 | 八木 鉄兵 |
8 | 木曽 一 |
9 | 矢富 勇毅 |
10 | 大田尾 竜彦 |
11 | 冨岡 耕児 |
12 | マレ・サウ |
13 | 三角 公志 |
14 | 松下 馨 |
15 | 五郎丸 歩 |
16 | 高木 重保 |
17 | 伊藤 雄大 |
18 | 八木下 惠介 |
19 | デーリック・トーマス |
20 | 佐藤 貴志 |
21 | グラント・マッコイド |
22 | 中園 真司 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半 6分 | 5 → 19 |
入替 | 後半 17分 | 12 → 21 |
入替 | 後半 21分 | 11 → 22 |
入替 | 後半 24分 | 1 → 16 |
入替 | 後半 25分 | 7 → 18 |
入替 | 後半 28分 | 9 → 20 |
入替 | 後半 30分 | 3 → 17 |
前半 | ||
2 | トライ | 0 |
2 | ゴール | 0 |
1 | ペナルティG | 1 |
0 | ドロップG | 0 |
17 | 合計 | 3 |
後半 | ||
4 | トライ | 0 |
2 | ゴール | 0 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
24 | 合計 | 0 |
41 | 合計 | 3 |
コカ・コーラウエストレッドスパークス | |
1 | 山下 克典 |
2 | 蔵 憲治 |
3 | 松尾 健 |
4 | 堀田 亘 |
5 | 三根 秀敏 |
6 | ウェイン・オーモンド |
7 | 山口 智史 |
8 | エロネ・タキタキ |
9 | 竹内 恵亮 |
10 | 淵上 宗志 |
11 | 築城 昌拓 |
12 | 徳住 茂久 |
13 | レレア・パエア |
14 | 小柳 泰貴 |
15 | 原留 大祐 |
16 | 日隈 慎太郎 |
17 | 西浦 達吉 |
18 | 桑水流 裕策 |
19 | 上本 茂基 |
20 | 香月 武 |
21 | 福田 哲也 |
22 | ブレット・ステイプルトン |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半 0分 | 1 → 17 |
入替 | 後半 0分 | 2 → 16 |
入替 | 後半 0分 | 10 → 21 |
入替 | 後半 17分 | 4 → 18 |
入替 | 後半 17分 | 8 → 19 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-コカ・コーラウエストレッドスパークス |
3分 | ヤマハ | 三角 公志 | T | 5-0 |
3分 | ヤマハ | 五郎丸 歩 | G | 7-0 |
11分 | ヤマハ | 五郎丸 歩 | PG | 10-0 |
17分 | ヤマハ | 矢富 勇毅 | T | 15-0 |
17分 | ヤマハ | 五郎丸 歩 | G | 17-0 |
29分 | ヤマハ | 五郎丸 歩 | PGx | 17-0 |
39分 | CCRS | 原留 大祐 | PG | 17-3 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-コカ・コーラウエストレッドスパークス |
11分 | ヤマハ | 三角 公志 | T | 22-3 |
11分 | ヤマハ | 五郎丸 歩 | G | 24-3 |
21分 | ヤマハ | 矢富 勇毅 | T | 29-3 |
21分 | ヤマハ | 五郎丸 歩 | Gx | 29-3 |
24分 | ヤマハ | 八木 鉄兵 | T | 34-3 |
24分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | Gx | 34-3 |
31分 | ヤマハ | 三角 公志 | T | 39-3 |
31分 | ヤマハ | 五郎丸 歩 | G | 41-3 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
堀川隆延監督コメント
このような素晴らしい環境の中でゲームができたこと、磐田からバスで応援に来ていただいたファンの皆様に、感謝したいと思います。今日のゲームキーワードは、接点でどれだけ前に出られるか。それを出せた最初のトライがこの試合の全てだと思います。ボールキャリアーが前に出て、矢富がクイックボールで捌く。自分達のやりたいゲームプランを80分間、遂行できたことが結果に繋がったと思います。これまでなかなか勝ちに恵まれずに厳しいゲーム展開でしたが、今日の勝利をひとつの機にしたい。残る4試合全てに勝ち点を取り、ポイントを積み重ねていけるよう、次のゲームに向け、全力で戦っていきたいと思います。