2008-2009年度 トップリーグ 第6節 - 試合日程・結果
2008-2009年度 トップリーグ 第6節:NECグリーンロケッツ戦の結果をご報告します。
2008-2009年度 トップリーグ 第6節
10/26(日) 13:00
:柏の葉公園総合競技場
ヤマハ発動機ジュビロ 20
前半 8-20
後半 12-14
34NECグリーンロケッツ
試合レポート
第6節は関東の強豪、NECグリーンロケッツと対戦。過去のトップリーグの対戦成績は1勝4敗とNECがリードしているが、ジュビロにとってはベスト4進出には絶対に譲れない、意地とプライドがぶつかりあう試合となった。敵地、柏の葉公園総合競技場にて、どんよりとした曇り空の下、ジュビロのキックオフで前半が開始された。
前半4分、ペナルティゴールを確実に決めたNECが先制。その後も思うように敵陣に入れず苦しい時間帯が続き、キックの応酬からNECヤコ選手にドロップゴールを決められ0-6とリードを広げられる。ジュビロの反撃はその直後、FB冨岡選手が自ら蹴ったボールをキャッチし大きくゲイン。パスを受けたマッコイド選手が相手ディフェンスを切り裂くようにライン際を走りきり右中間へトライを上げ5-6と1点差に詰め寄る。しかし、前半26分、同31分とNECが立て続けにトライを決め、5-20とゲームの主導権はNECが握る展開に。ジュビロは前半39分にペナルティゴールを1本追加し、8-20で後半に望みをつなぐ。
後半、山村主将を筆頭にその気迫と勢いが爆発。後半5分、大田尾選手が自ら仕掛けゴールポスト中央に飛び込み、2試合連続となるトライを決め、さらにゴールキックも成功させ13-20。後半9分には密集から、途中出場の矢富選手が素早い球出しで攻撃を展開すると、松下選手からラストパスを受けた中園選手が4試合連続となるトライをゴール左隅に華麗に決めて20-20の同点へと追いつく。追加点が欲しいジュビロだったが、逆にNECが突き放すトライを奪い20-27と再びNECがリード。残り時間が10分を切ると、双方のサポーターたちのボルテージも最高潮に。激しい攻防が繰り広げられる中で、勝負を決めたのはNEC。後半36分にこの日4つ目のトライを奪い、20-34でジュビロから勝ち点5をもぎ取った。終わってみれば一度もリードを奪えぬままに終わったジュビロ。課題は「失点の多さ(堀川監督)」。トップリーグ後半に向けて修正点は明らかになった。
(文:清水良枝)
山村亮主将コメント
一人一人の接点で受けてしまったこと、キックが多用されたゲーム展開の中で、自分達は敵陣でプレーすることが出来ませんでした。後半、同点に追いつくまではいい流れでしたので、これをもっと長い時間継続できるよう、この1ヵ月で修正していきます。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷 聖史 |
2 | 加藤 圭太 |
3 | 山村 亮 |
4 | ローリー・ダンカン |
5 | ルーベン・ソーン |
6 | 久保 晃一 |
7 | 八木 鉄兵 |
8 | 木曽 一 |
9 | 佐藤 貴志 |
10 | 大田尾 竜彦 |
11 | 中園 真司 |
12 | グラント・マッコイド |
13 | 松下 馨 |
14 | 徐 吉嶺 |
15 | 冨岡 耕児 |
16 | 高木 重保 |
17 | 境川 久 |
18 | 石神 勝 |
19 | デーリック・トーマス |
20 | 矢富 勇毅 |
21 | 大西 将太郎 |
22 | 小林 訓也 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 後半 7分 | 9 → 20 |
入替 | 後半 20分 | 6 → 22 |
入替 | 後半 31分 | 7 → 19 |
入替 | 後半 31分 | 12 → 21 |
入替 | 後半 35分 | 1 → 16 |
前半 | ||
1 | トライ | 2 |
0 | ゴール | 2 |
1 | ペナルティG | 1 |
0 | ドロップG | 1 |
8 | 合計 | 20 |
後半 | ||
2 | トライ | 2 |
1 | ゴール | 2 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
12 | 合計 | 14 |
20 | 合計 | 34 |
NECグリーンロケッツ | |
1 | 久富 雄一 |
2 | 水山 尚範 |
3 | 斉藤 展士 |
4 | 佐藤 平 |
5 | 木下 剛 |
6 | 浅野 良太 |
7 | グレン・マーシュ |
8 | 箕内 拓郎 |
9 | 安 承爀 |
10 | ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン |
11 | 首藤 甲子郎 |
12 | ブライス・ロビンス |
13 | 櫻谷 勉 |
14 | 窪田 幸一郎 |
15 | 松尾 健 |
16 | 臼井 陽亮 |
17 | 猪瀬 佑太 |
18 | 権丈 太郎 |
19 | セミシ・サウカワ |
20 | 辻 高志 |
21 | シュウペリ・ロコツイ |
22 | 吉廣 広征 |
交替・入替 | ||
種類 | 時間 | 背番号 |
入替 | 前半 37分 | 12 → 21 |
交替 | 後半 0分 | 9 → 20 |
入替 | 後半 7分 | 2 → 16 |
交替 | 後半 8分 | 11 → 22 |
入替 | 後半 20分 | 3 → 17 |
入替 | 後半 20分 | 8 → 18 |
入替 | 後半 34分 | 7 → 19 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-NECグリーンロケッツ |
6分 | NEC | 松尾 健 | PG | 0-3 |
20分 | NEC | ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン | DG | 0-6 |
21分 | ヤマハ | グラント・マッコイド | T | 5-6 |
22分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | Gx | 5-6 |
26分 | NEC | 首藤 甲子郎 | T | 5-11 |
27分 | NEC | 松尾 健 | G | 5-13 |
31分 | NEC | グレン・マーシュ | T | 5-18 |
32分 | NEC | 松尾 健 | G | 5-20 |
39分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | PG | 8-20 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-NECグリーンロケッツ |
3分 | NEC | ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン | DGx | 8-20 |
5分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | T | 13-20 |
6分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | G | 15-20 |
9分 | ヤマハ | 中園 真司 | T | 20-20 |
10分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | Gx | 20-20 |
18分 | NEC | 佐藤 平 | T | 20-25 |
20分 | NEC | 松尾 健 | G | 20-27 |
36分 | NEC | 窪田 幸一郎 | T | 20-32 |
37分 | NEC | 松尾 健 | G |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
堀川隆延監督コメント
前節のサントリー戦同様、ディフェンス・接点で前へ出るという“フィジカル”を、ゲームプランとしてこの試合に臨みました。その部分において、NECが前に出てヤマハは受けに回ってしまいました。また後半、追いついた後はフィールドポジションを上手く取れませんでした。トップリーグ6節が終わり、ヤマハがやろうとしたボールを動かすラグビーはできているので、ディフェンスにおける失点の多さを修正し、再開後の東芝戦に向けていきます。