2008-2009年度 トップリーグ 第4節 - 試合日程・結果
2008-2009年度 トップリーグ 第4節:横河武蔵野アトラスターズ戦の結果をご報告します。
2008-2009年度 トップリーグ 第4節
10/13(月) 12:00
:秩父宮ラグビー場
ヤマハ発動機ジュビロ 55
前半 31-0
後半 24-29
29横河武蔵野アトラスターズ

試合レポート
ワールドカップセブンズ2009アジア地区予選がおこなわれたことで、2週間の調整をとった、ジャパンラグビートップリーグ。再開後となる第4節は昨シーズンのトップチャレンジを勝ち上がり昇格してきた横河武蔵野アトラスターズとの対戦。
前半の立ち上がりから、スタンドの熱い声援に応えるかのよう、ジュビロの攻撃が爆発。前半2分、この日が21歳の誕生日のサウ選手が鮮やかにトライ。大田尾選手のゴールキックも決まり幸先よく先制。前半13分、マイボールのスクラムから展開、7人制代表での活躍も著しい徐選手がトライ。その後もディフェンスからチャンスを作り、フォワードの素早いサポートから最後はバックスリーがしっかりトライを取るという理想的な形で中園選手・徐選手・サウ選手と連続トライ。前半終了の時点で、4トライ以上のボーナスポイント、勝ち点1を獲得するなど、31-0と大量リードを奪う。
しかし、迎えた後半のキックオフ。ミスからいきなりつまづき、一気にジュビロゴール前へ攻め込んだ横河にトライを許します。その直後にサウ選手がこの日3本目のトライで36-7と突き放しにかかるも、傾いた流れはなかなか取り戻すことができない。「ペネトレータが上手く機能した」と横河・佐藤選手が試合後にコメントしたように、13分から18分の5分間に横河が3本のトライを上げ38-24と点差を縮める試合展開に。
「もういちど目の前の仕事をやろう」(山村主将)と、意思統一をしたジュビロは、後半23分に八木選手のトップリーグ初トライでようやく流れを引き戻し、後半29分には、途中出場のトーマス選手がトライ。さらに終了間際に徐選手がこの日3つ目のトライを決め、最終的には55-29で新鋭の横河武蔵野アトラスターズを退けた。
この試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は、縦への強い突破を見せ、先制トライを含めた3本のトライで勝利に貢献したサウ選手。受賞時に、誕生日が伝えられると場内放送からも「ハッピーバースデー」のコール。トライのたび見せたサウ選手の無邪気な笑顔、リーグ戦残り9試合も続けて見たい。
(文:清水良枝)
山村選手コメント
磐田から来ていただいた多くのファンに感謝しています。試合を振り返ってみて、前半は、この調整期間で練習してきたことが出せ、自分達のラグビーができました。その反面、後半はリアクションスピードが遅く、軽いプレーが出るなどして、受けに回ってしまった。ここをしっかりと修正し、80分間戦うというメンタルの継続性、そしてひとつひとつのプレーを地道にやっていきたいです。
試合詳細・メンバー
| ヤマハ発動機ジュビロ | |
| 1 | 高木 重保 |
| 2 | 加藤 圭太 |
| 3 | 山村 亮 |
| 4 | 石神 勝 |
| 5 | ローリー・ダンカン |
| 6 | ルーベン・ソーン |
| 7 | 八木 鉄兵 |
| 8 | 木曽 一 |
| 9 | 佐藤 貴志 |
| 10 | 大田尾 竜彦 |
| 11 | 中園 真司 |
| 12 | マレ・サウ |
| 13 | 中垣 裕介 |
| 14 | 徐 吉嶺 |
| 15 | 松下 馨 |
| 16 | 北川 喬之 |
| 17 | 境川 久 |
| 18 | 久保 晃一 |
| 19 | デーリック・トーマス |
| 20 | 岡 健二 |
| 21 | グラント・マッコイド |
| 22 | 冨岡 耕児 |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 入替 | 後半 16分 | 5 → 19 |
| 入替 | 後半 25分 | 11 → 22 |
| 入替 | 後半 30分 | 12 → 21 |
| 入替 | 後半 30分 | 9 → 20 |
| 入替 | 後半 38分 | 8 → 18 |
| 前半 | ||
| 5 | トライ | 0 |
| 3 | ゴール | 0 |
| 0 | ペナルティG | 0 |
| 0 | ドロップG | 0 |
| 31 | 合計 | 0 |
| 後半 | ||
| 4 | トライ | 5 |
| 2 | ゴール | 2 |
| 0 | ペナルティG | 0 |
| 0 | ドロップG | 0 |
| 24 | 合計 | 29 |
| 55 | 合計 | 29 |
| 横河武蔵野アトラスターズ | |
| 1 | 糠盛 俊介 |
| 2 | 佐藤 明善 |
| 3 | 藤田 登 |
| 4 | 山崎 豪 |
| 5 | 延 權祐 |
| 6 | 黒須 夏樹 |
| 7 | 趙 顕徳 |
| 8 | ラディキ・サモ |
| 9 | 小池 善行 |
| 10 | ジョナサン・ベントレー |
| 11 | 西 真 |
| 12 | シオネ・トゥイプロトゥ |
| 13 | 田沼 崇 |
| 14 | 佐藤 幸士 |
| 15 | 佐藤 慎之介 |
| 16 | 山田 貴志 |
| 17 | 坂尾 英之 |
| 18 | 小堀 正博 |
| 19 | テビタ・フィフィタ |
| 20 | 池原 忠治 |
| 21 | 藤山 慎也 |
| 22 | 笠原 誠 |
| 交替・入替 | ||
| 種類 | 時間 | 背番号 |
| 入替 | 後半 0分 | 1 → 16 |
| 入替 | 後半 0分 | 3 → 17 |
| 入替 | 後半 6分 | 4 → 19 |
| 入替 | 後半 6分 | 10 → 21 |
| 入替 | 後半 16分 | 9 → 20 |
| 入替 | 後半 16分 | 11 → 22 |
| 入替 | 後半 25分 | 6 → 18 |
得点経過
| 前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-横河武蔵野アトラスターズ |
| 2分 | ヤマハ | マレ・サウ | T | 5-0 |
| 3分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | G | 7-0 |
| 14分 | ヤマハ | 徐 吉嶺 | T | 12-0 |
| 15分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | Gx | 12-0 |
| 19分 | ヤマハ | 中園 真司 | T | 17-0 |
| 20分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | Gx | 17-0 |
| 35分 | ヤマハ | 徐 吉嶺 | T | 22-0 |
| 36分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | G | 24-0 |
| 38分 | ヤマハ | マレ・サウ | T | 29-0 |
| 39分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | G | 31-0 |
| 後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-横河武蔵野アトラスターズ |
| 3分 | 横河電機 | ラディキ・サモ | T | 31-5 |
| 4分 | 横河電機 | ジョナサン・ベントレー | G | 31-7 |
| 5分 | ヤマハ | マレ・サウ | T | 36-7 |
| 6分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | G | 38-7 |
| 13分 | 横河電機 | 坂尾 英之 | T | 38-12 |
| 14分 | 横河電機 | 西 真 | Gx | 38-12 |
| 15分 | 横河電機 | 田沼 崇 | T | 38-17 |
| 16分 | 横河電機 | 西 真 | G | 38-19 |
| 18分 | 横河電機 | ラディキ・サモ | T | 38-24 |
| 19分 | 横河電機 | 笠原 誠 | Gx | 38-24 |
| 23分 | ヤマハ | 八木 鉄兵 | T | 43-24 |
| 24分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | Gx | 43-24 |
| 29分 | ヤマハ | デーリック・トーマス | T | 48-24 |
| 29分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | G | 50-24 |
| 32分 | 横河電機 | 池原 忠治 | T | 50-29 |
| 33分 | 横河電機 | 笠原 誠 | Gx | 50-29 |
| 37分 | ヤマハ | 徐 吉嶺 | T | 55-29 |
| 38分 | ヤマハ | 大田尾 竜彦 | Gx | 55-29 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
監督代行を務めたワイサキ・ソトゥトゥBKコーチコメント
調整週の間、原点・基本に返ろうと非常にきつい練習をおこないながらも、ラグビーを楽しもうという雰囲気づくりを心がけた。それが今日の結果に繋がりました。この試合で3トライをあげ、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)のマレ・サウ選手は、10月13日が21歳の誕生日。ニュージーランドで21歳といえば、日本の成人式と同じような記念日。彼にとって記念すべき素敵な日になったと思います。次のサントリーに向けて、選手自身が何をするべきかということをしっかり考え、今日の前半のプレーを80分間継続できるように修正していきたいです。