2008 春季オープン戦 第3戦 - 試合日程・結果
2008 春季オープン戦 第3戦:横河武蔵野アトラスターズ戦の結果をご報告します。
2008 春季オープン戦 第3戦
6/ 6(金) 14:00
:横河電機武蔵野グラウンド
ヤマハ発動機ジュビロ 33
前半 21-7
後半 12-14
21横河武蔵野アトラスターズ
試合レポート
6月7日(土)、春季オープン戦の第3戦は、対戦相手を三洋電機ワイルドナイツから急遽、横河武蔵野アトラスターズに変更し、横河電機武蔵野グラウンドにておこなわれた。横河は昨シーズンのトップイースト1位通過し、トップチャレンジを経て、トップリーグ昇格を果たしたニューフェイス。対するジュビロは、この試合が春シーズンの3戦目。これまでやってきたことを全て出しきれるのか。出場する選手達は、与えられたチャンスを自分の手で掴み、横河を圧倒することができるのか。結果、内容ともに問われる試合は、人工芝グラウンドという、普段と違う環境の中でキックオフをむかえた。
横河のキックオフではじまった前半。ボールを支配すると思われたジュビロは、自陣ゴール前にてディフェンスの時間帯が続く。自陣を抜け出し大きくゲインはするものの、強い日差しの照り返しを受けた不慣れな人工芝グラウンドに足を取られるなど、簡単なミスからチャンスを逃す。先制トライはジュビロ。13分、敵陣ゴール前のマイボールスクラムから、前の2試合に引き続いて好調をアピールする、マレ・サウ選手が突破。三角選手からパスを受けたマッコイド選手が左中間へトライ。三角選手がゴールキックを成功させ7-0。16分には、マッコイド選手が今日の試合2本目のトライを上げ、三角選手のゴールキックで14-0。しかしその後、ジュビロはなかなかリズムを掴むことができず22分には、横河の荒川選手がトライを上げ、14-7。ウォーターブレイク後も、横河のひたむきなプレーにゲインを阻まれ、逆に自陣ゴール前でディフェンスの時間が続く。その中で、西選手、坂本選手、八木選手の献身的なプレーからチャンスをつくり、36分にはサントリー戦に続き中園選手が社会人2本目のトライを決める。途中出場の越村選手がゴールキックを決め、前半を21-7で折リ返す。
後半、敵陣へ入るも、横河の粘りあるディフェンスがジュビロの攻撃を跳ね返す。得点が動いたのはウォーターブレイクがあけた後半23分。後半から出場した岡選手の突破から最後は北川選手のトライで26-7と突き放しにかかる。ところが、後半26分に、敵陣で攻め続けるジュビロがパスミス。それをすかさず拾い上げた横河の攻撃で近間選手がトライ。ゴールキックも成功し、26-14。何としても圧倒したいジュビロは後半32分、ゴール前をフォワードが押し込み、飛び出した三角選手が中央へトライ。越村選手のゴールキックが成功し、33-14。しかし、「気持ちで負けないようにしたい」(横河:長谷川バックスコーチ。ヤマハ発動機ラグビーOB)が言うように、横河は、あきらめずに果敢にアタックを続け、後半36分に大石選手がトライを上げて33-21と追い上げるも、ここでノーサイド。
ジュビロは、経験したことの無い人工芝グラウンドから、またひとつの経験を積んだ試合、また初めてトップリーグの胸を借りた横河の奮闘を見た試合でもあった。
攻守にわたり、献身的なプレーを見せた八木選手
当たり前のこと、基本のプレーをやっただけで、特別なことはしていません。試合を通しもっとボールを支配して、戦略的なトライを取りたかった。フランカーはポジション争いが激しい。波の無いプレーを続け、その中で自分の強みを出し競っていきたい。チーム一丸となり、今以上にレベルを上げていくことを楽しみにしている。
1トライ、2ゴールの三角公志選手
もっとのびのびプレーしていれば、また違う結果になったと思う。人工芝という不慣れな環境の中、足を取られる、ハンドリングエラーも出たけど、何より大切なことは基本プレー。ボールキープする場面等で大事なところが欠けていた。ただ、今日出場したメンバーは若い選手が多く、いい経験を積んだはず。しばらく試合が無いので、リフレッシュしてまた夏に向け頑張ります。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷 聖史 |
2 | 加藤 圭太 |
3 | 野中 大輔 |
4 | 西 直紀 |
5 | 坂本 一哉 |
6 | 石神 勝 |
7 | 八木 鉄兵 |
8 | 八木下 恵介 |
9 | 佐藤 貴志 |
10 | マレ・サウ |
11 | 中園 真司 |
12 | グラント・マッコイド |
13 | 三角 公志 |
14 | 永本 宗秀 |
15 | 津高 宏行 |
16 | 北川 喬之 |
17 | 境川 久 |
18 | 朴 誠球 |
19 | 笠原 雄太 |
20 | 岡 健二 |
21 | 澤田 昇 |
22 | 越村 一隆 |
23 | 五郎丸 歩 |
24 | ワイサキ・ソトゥトゥ |
25 | 辻井 厚之 |
前半 | ||
3 | トライ | 1 |
3 | ゴール | 1 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
21 | 合計 | 7 |
後半 | ||
2 | トライ | 2 |
1 | ゴール | 2 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
12 | 合計 | 14 |
33 | 合計 | 21 |
横河武蔵野アトラスターズ |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-横河武蔵野アトラスターズ |
13分 | ヤマハ | グラント・マッコイド | T | 5-0 |
13分 | ヤマハ | 三角 公志 | G | 7-0 |
16分 | ヤマハ | グラント・マッコイド | T | 12-0 |
16分 | ヤマハ | 三角 公志 | G | 14-0 |
22分 | 横河 | 荒川 | T | 14-5 |
22分 | 横河 | 森 | G | 14-7 |
36分 | ヤマハ | 中園 真司 | T | 19-7 |
36分 | ヤマハ | 越村 一隆 | G | 21-7 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-横河武蔵野アトラスターズ |
23分 | ヤマハ | 北川 喬之 | T | 26-7 |
23分 | ヤマハ | 越村 一隆 | Gx | 26-7 |
26分 | 横河 | 近間 | T | 26-12 |
26分 | 横河 | G | 26-14 | |
32分 | ヤマハ | 三角 公志 | T | 31-14 |
32分 | ヤマハ | 越村 一隆 | G | 33-14 |
36分 | 横河 | 大石 | T | 33-19 |
36分 | 横河 | G | 33-21 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
堀川監督コメント
モチベーションの難しい試合だったが、ジュビロよりも横河さんの試合にかける思いが強かった。相手に止めを刺しきれず結局、同じミスを繰り返してしまう。ゲインを切った時、チームプレーに徹してくれと、ハーフタイムには指示を出しましたが、この部分はチームとしてではなく、まず個人レベルの問題。今後の課題は、セットプレーの安定、組織的なチーム作り、そして、まだ運動量が足りないのでしっかり走りこみたい。