2008 春季オープン戦 第4戦 - 試合日程・結果
2008 春季オープン戦 第4戦:日野自動車レッドドルフィンズ戦の結果をご報告します。
2008 春季オープン戦 第2戦
6/ 1(日) 13:00
:サントリー府中スポーツセンター
ヤマハ発動機ジュビロ 14
前半 7-7
後半 7-21
28サントリーサンゴリアス
試合レポート
6月1日(日)、春季オープン戦の第2戦が、サントリー府中スポーツセンターにておこなわれた。対戦相手は07-08年度トップリーグ優勝チームのサントリーサンゴリアス。清宮監督のもと、スクラムへ力を入れ2008年度日本代表スコッドにも多くの選手を輩出するチームであり、昨シーズンの対戦成績は練習試合、サテライトリーグ、公式戦と一度も勝てず苦杯を喫した相手。「スクラムで胸を借りる、今、自分達がどこまでチャレンジできるか」(ヤマハ発動機ジュビロ 堀川監督)と春の課題に挙げていたスクラムを中心に、トップリーグチャンピオンチームへ挑戦する対戦となった。
昨日の肌寒い小雨の天候から一転、快晴で強い日差しの中、サントリーボールのキックオフで始まった前半。開始早々、注目のファーストスクラムはジュビロがペナルティを取られるが、この日のジュビロはゴール前において、サントリーの執拗な攻撃に対し粘りのディフェンスをみせ、相手のペナルティを誘い、松下選手のキックで陣地を戻す。先制トライはジュビロ。ウォーターブレイク直後、相手ボールをターンオーバーし攻撃を継続、最後は左タッチライン際から冨岡選手が巧みなステップで走り抜け、左中間へトライ。松下選手のゴールキックが決まり、7-0。その後もバックス、フォワードの一体となった攻撃でゴールライン目前まで迫るものの痛恨のパスミス。前半29分、そのミスをサントリーが逃さずボールを奪い返し、北条選手のトライ、小田選手のゴールキックで7-7の同点とし、前半終了。
後半の先制はサントリー。7分、スクラムで優位にたったサントリーはフォワードの突進からルーキーの畠山選手がトライ。ゴールキックも成功し、7-14と逆転。なかなか敵陣に入ることができないジュビロだが、1歩前へ出るディフェンス、特に先発出場となった20歳の野中選手が臆することないプレーを披露。密集に対しても、梶村選手、加藤選手、そして後半出場のベテラン本間選手らが素早くサポートを繰り返し、我慢の時間帯が続く。しかし、守り続けた疲れが見え出した後半28分にサントリーの新人小田選手が、さらに後半32分にはキャプテンの山下選手のトライで、7-28とサントリーが勝負をきめるトライを連取する。そこで精神的に切れなかったが今年のジュビロ。すかさず反撃に転じ、後半34分に攻め込んだゴール前のラックからバックスへ展開、社会人デビュー戦となった中園選手が左隅へトライ。松下選手のゴールキックも決まり14-28と反撃を開始するものの、追加点を上げることができず試合終了。春季オープン戦の第2戦目にして今シーズン初黒星を喫した。サントリーからあげる待望の白星は、公式戦へ持ち越しとなった。
佐藤貴志ゲームキャプテン
サントリーに対し、勝てなかったことが残念ですが、フォワードは1歩前に出るディフェンス、バックスはワイドに展開できたこと。これはいい部分だったと思います。次は、絶対に勝たなければいけない。そのために、もう一度大久保グラウンドの練習から頑張ります。
3年目、60分間激しいプレーを披露した野中選手
前半も後半も、スクラムを押されたという感触はあまりなかったです。ただ、キープすることが精一杯で押し返せずに、攻撃的なスクラムを組めなかったことは、自分に対するこれから課題です。昨シーズンはサテライト戦にも出場することなく終わったので、今日の先発はすごく嬉しかった。これからもメンバーに入ることができるように頑張りたい。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 仲谷 聖史 |
2 | 加藤 圭太 |
3 | 野中 大輔 |
4 | 西 直紀 |
5 | 石神 勝 |
6 | 八木下 恵介 |
7 | 梶村 真也 |
8 | 八木 鉄兵 |
9 | 佐藤 貴志 |
10 | マレ・サウ |
11 | 冨岡 耕児 |
12 | ワイサキ・ソトゥトゥ |
13 | グラント・マッコイド |
14 | 永本 宗秀 |
15 | 松下 馨 |
16 | 境川 久 |
17 | 朴 誠球 |
18 | 笠原 雄大 |
19 | 本間 俊治 |
20 | 岡 健二 |
21 | 三角 公志 |
22 | 徐 吉嶺 |
23 | 中園 真司 |
前半 | ||
1 | トライ | 1 |
1 | ゴール | 1 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
7 | 合計 | 7 |
後半 | ||
1 | トライ | 3 |
1 | ゴール | 3 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
7 | 合計 | 21 |
14 | 合計 | 28 |
サントリーサンゴリアス | |
1 | 尾崎 章 |
2 | 山岡 俊 |
3 | 畠山 健介 |
4 | 田原 太一 |
5 | 佐合 佑太 |
6 | 佐々木 隆道 |
7 | 元 申騎 |
8 | 竹本 隼太郎 |
9 | 田原 耕太郎 |
10 | 曽我部 佳憲 |
11 | 北條 純一 |
12 | Rocky Havili |
13 | 山下 大悟 |
14 | 森岡 恵二 |
15 | 小田 龍司 |
16 | 伊勢田 彬人 |
17 | 前田 航平 |
18 | |
19 | 高谷 順二 |
20 | 菅藤 心 |
21 | 伊藤 俊平 |
22 | 長友 泰憲 |
得点経過
前半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-サントリーサンゴリアス |
20分 | ヤマハ | 冨岡 耕児 | T | 5-0 |
20分 | ヤマハ | 松下 馨 | G | 7-0 |
29分 | サントリー | 北條 純一 | T | 7-5 |
29分 | サントリー | 小田 龍司 | G | 7-7 |
後半 | チーム | 選手 | 種類 | 得点 ヤマハ-サントリーサンゴリアス |
7分 | サントリー | 畠山 健介 | T | 7-12 |
7分 | サントリー | 小田 龍司 | G | 7-14 |
28分 | サントリー | 小田 龍司 | T | 7-19 |
28分 | サントリー | 小田 龍司 | G | 7-21 |
32分 | サントリー | 山下 大悟 | T | 7-26 |
32分 | サントリー | 小田 龍司 | G | 7-28 |
34分 | ヤマハ | 中園 真司 | T | 12-28 |
34分 | ヤマハ | 松下 馨 | G | 14-28 |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
堀川監督コメント
ミスがなければ勝てる手応えがあっただけに、悔しい結果。強いサントリーに対し、チャレンジした中で、1歩前に出るディフェンス、3年目の野中が得た経験、中園が持つトライへの嗅覚は収穫点。課題はセットピース、それに加えアタックの判断等におけるゲームコントロールの質や精度を高めていきたい。次の三洋電機戦は、今日の反省を活かし、春にやってきたことを全て出しきる。日本人フォワードに注目してください。