トップリーグ 第2節 - 試合日程・結果
トップリーグ 第2節:近鉄ライナーズ戦の結果をご報告します。
トップリーグ 第2節
9/25(土) 19:00
:ヤマハスタジアム
ヤマハ発動機ジュビロ 40
前半 21-3
後半 19-7
10近鉄ライナーズ
試合レポート
9・25 成長:~この場所では笑う~
開幕戦の勝利からあっという間の1週間、9月25日(土)前日から降り注いだ雨も止み待ちに待ったホームゲームの日がやってきた。初めてのナイトゲーム、自慢のスタジアムで試合ができる喜びに胸が高まる反面、「どれくらいの人が来てくれるだろう」不安もあった。
毎年シーソーゲーム、同じく大型のそして伝統FWを誇る近鉄ライナーズを迎え、グラウンド大きく、広く使ったラグビーを展開し、そして得点が欲しいと誰もが感じていた。
19時のキックオフ。開始を待たずにして続々と集まったサポーター、スタンドにちらりと目を向けた時不安はなくなった。
立ち上がりから自慢のFWがもうプッシュをかけ3分、6分、11分にペナルティゴールのチャンスを得る。SOマクドナルドが落ち着いて決め先制。
またCTBウィリアムスは目を見張るキックで常に敵陣でヤマハにゲームを展開させる。
攻めて攻めて23分、待望のチャンスがやって来た。ゴール前右ラインアウトからモールを押し込みキャプテン久保がトライ。FWが魅せれば、続いて28分、自陣で相手ボールを仕事人LO勝又がセービング、連続攻撃に火の点いたヤマハはボールを持ったSH村田が大きなストライドで抜け出し起点となる。敵陣22m右ラックから左へ展開、山村、マクドナルド、澤田と繋ぎウェイリアムスが中央に飛び込んだ。スタンドは沸いた。途切れることのないヤマハコールをしっかり耳に、自慢のディフェンスはトライを許すことなく21-3前半を終えた。
迎えた後半、ヤマハの勢いは更に加速、敵陣22m右付近のスクラムからドライビングモール、NO8木曽が押し込み先制。
更に20分にもモールで圧倒、走り込んで来たマクドナルドが左中間にトライを決めた。
その後リザーブのメンバーが次々と登場、28分に近鉄に認定トライを奪われるものの、終了間際には敵陣ゴール前22m、右位置でのスクラムから、木曽のサイドアタック、ラックからのボールを公式戦初登場、串田が相手ディフェンスを交わして右中間にトライ。詰めかけた約8000人の前で試合を決め、40ー10でノーサイド。2004年ホーム初戦を白星で飾った。
試合中、この日スタジアムに駆けつけたのは、「とりあえずスタジアムへやって来た人々」ではなく「ヤマハのラグビーを応援するためにやって来たサポーター」だと確信した。
1年前に最高のゲームをして皆で感動を味わったが「スタジアムでラグビーを楽しむ」そういう人々の数は昨年をはるかに超えこの日スタジアムは酔いしれた。
そんなサポーターの前では負けるわけにはいかない。
守れる自信があったとしても、ヤマハらしいラグビーをして、この場所では必ず笑うと決めていた。
今日の試合ボーナスポイントも手に入れた。
試合に勝つだけではチャンピオンにはなれないことを知っていたから。
多くのサポーターに見守られたホームで、ヤマハらしさが顔を出した第2節、
初戦より確実に成長をしたことを示した。
後にこの1勝が価値あるものになるためにこれからも戦い続けたいと思う。
試合詳細・メンバー
ヤマハ発動機ジュビロ | |
1 | 高木 重保 |
2 | 中林 正一 |
3 | 山村 亮 |
4 | 久保 晃一 |
5 | 勝又 貴光 |
6 | 本間 俊治 |
7 | 澤田 昇 |
8 | 木曽 一 |
9 | 村田 亙 |
10 | レオン・マクドナルド |
11 | 冨岡 耕児 |
12 | 今利 貞政 |
13 | ネイサン・ウィリアムス |
14 | 西村 弥 |
15 | 堀川 隆延 |
リザーブ | |
1 | 中村 優一郎 |
2 | 北川 喬之 |
3 | 串田 義和 |
4 | 梶村 真也 |
5 | 佐藤 貴志 |
6 | 大田尾 竜彦 |
7 | タンバイ・マットソン |
前半 | ||
2 | トライ | 0 |
1 | ゴール | 0 |
3 | ペナルティG | 1 |
0 | ドロップG | 0 |
21 | 合計 | 3 |
後半 | ||
3 | トライ | 1 |
2 | ゴール | 1 |
0 | ペナルティG | 0 |
0 | ドロップG | 0 |
19 | 合計 | 7 |
40 | 合計 | 10 |
近鉄ライナーズ | |
1 | 石田 大起 |
2 | 畑田 泰克 |
3 | 浜辺 和 |
4 | 安東純也 |
5 | クレステン・デーヴィス |
6 | 坪井 章 |
7 | 岡本 淳平 |
8 | 佐藤 幹夫 |
9 | 橋本 俊治 |
10 | タナー・ヴィリ |
11 | 藤坂 将至 |
12 | 山崎 明俊 |
13 | 飯泉 景弘 |
14 | 西尾 忠弘 |
15 | 吉村 太一 |
リザーブ | |
1 | 塩見圭大 |
2 | 斎藤 展士 |
3 | 佐藤 憲治 |
4 | フィリップ・ラヤシ |
5 | 前田 隆介 |
6 | 重光 泰昌 |
7 | トゥイ・タライア |
ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)
今利 貞政選手のコメント
今シーズン初のホームゲーム、それに約1年ぶりのホームゲームということもあって「たくさんの人が見に来てくれるかな・・・」と少し心配でした。が、スタジアムに到着した時、不安どころかファンの方々に圧倒されそうになるくらいの熱気に驚きました。
その応援の声は試合中、ヤマハが優勢なときも劣勢な時も決して止むことはなく、ずっと耳に聞こえていました。
対戦相手の近鉄ライナーズは毎年接戦になるチームなだけにサントリー戦と同様、スタンドもメンバーも気合十分だったと思います。
個人的に僕のミスが多くゲーム中にかなり落ち込みましたが、みんなのフォロー、そしてたくさんの人の応援のおかげで見事に勝利し、結果的にボーナス点も取れた事は素直に嬉しいです。
本当に全員で勝ち取った勝利だと思います。
まだまだシーズンは長いのでこの勝利に奢ることなく、気を抜かずにミスをしないようにがんばって行きたいと思います。
これからも何処のチームにも負けない素晴らしい応援を宜しくお願いします。