本文へ進みます

2003-2004年度 トップリーグ 第4節 - 試合日程・結果

2003-2004年度 トップリーグ 第4節:NECグリーンロケッツ戦の結果をご報告します。

MENU

2003-2004年度 トップリーグ 第4節

11/16(日) 13:00

熊谷ラグビー場

ヤマハ発動機ジュビロ 20

前半 10-13
後半 10-7

20NECグリーンロケッツ

試合レポート

第4節、特別な思いでリベンジを。しかし未だ決着つかず!!

11月16日(日)埼玉 県熊谷ラグビー場にてジャパンラグビートップリーグ第4戦が行われた。天候にも恵まれたこの日、初めてゲームをするこのグラウンドで、昨年の日本選手権チャンピオン、そしてトップリーグの首位 を走るNECに挑む、しかしヤマハにとっては対戦相手の存在はチャンピオンでも首位 チームでもなかった。誰もが胸のうちに秘めていたもの。1年前、社会人大会で引き分け、トライ数で及ばずベスト4への道を阻まれたこと。「ドロー。負けてはいない」けれどもやはり、結果 は負けだった。それをしっかり受け止めこの日が来るのを待っていた。恐らく周囲からも最も注目のカードだったに違いない。
 風のないグラウンド、NECのキックオフで試合が始まった。5分、先制したのはヤマハ、ペナルティゴールを落ち着いて決めたのは、得点ランキング3位 のSO堀川。しかし束の間、NECも強力FWでトライを奪った。そして16分に追加のペナルティゴールを許すがヤマハは22分に、相手ラインアウトのボールを日本代表木曽が奪い素早くBKへ、最後はCTBマットソンが豪快にトライ。さらにペナルティゴールも決まり13-10のリードで折り返した。
 勝負は後半へ、しかし1分にNECに追加点を許す。17-13と逆転された後、フィールド内はまさに死闘となった。ディフェンスに、そしてFWに定評のある両チーム。ロースコアが予想されたがまさに予想的中、互いに攻め込んでも気迫のぶつかり合いは凄まじく、なかなかゴールラインを割れず。そんな中25分、この日がデビュー戦となったフィジー代表のデラサウが登場した。彼がボールを持ったのは数えるほどだっただろう。しかしその瞬間、スタンドは歓声に包まれた。「ボールを持てば何とかしてくれる」皆の期待を背負い、彼はしなやかなステップと絶妙なボディバランスでヤマハに何度もチャンスをもたらした。 35分ついに均衡は破られた。FWのラインアウトを軸にした攻撃、これぞヤマハの持ち味でキャプテン久保が逆転トライを決めた。 ゴールも決まり17-20。残り時間など気にするものは誰一人としていない、ここからが本当の勝負とばかり激しい攻防は続いた。それは42分のことだった。ヤマハにペナルティ。NECは迷わず選んだゴールを決めてスコアはドロー。ノーサイドとなった。
 「負けてはいない」この試合はそうだった。でも手に入れたかったものは勝利。過去は引きずるものではないが、あの悔しさがヤマハを成長させた。今日の悔しさは、ヤマハを成長させただけではなく、次なる目標を与えてくれた。次のリコー戦、もう今はそのことだけを考える。そしてNECとの決着はマイクロソフトカップでつけることとなる。


デラサウ選手のコメント
ワールドカップから帰国して約1週間。非常に暑いところにいたので、日本の寒さにまだ少し体が慣れず多少の疲れはありますが、ヤマハに合流しチームの一員として、日本最高峰のリーグでプレイができるということ、またチャンピオンチームとの試合のメンバーに選ばれたことが非常に嬉しかったです。 出場した時間は15分間でしたが、本当に楽しめましたし、日本のスピーディーなラグビーに慣れるためのいい経験ができました。チーム一丸全力で戦っただけに終了間際のペナルティで相手に得点を許してしまったことは本当に悔しかったです。次の試合に向けて、私はまず今週の練習で自分のベストを尽くしたいと思います。そうすることで精神面 でも肉体面でも完璧な準備ができます。 ヤマハラグビー部をたくさんの方々が応援してくれていること、またチームメイトやヤマハのファンの方々が私のプレイを楽しみにしてくれていることが、私自身とチームを次のステップへ成長させてくれます。これからもご声援宜しくお願いします。

ヤマハ発動機ジュビロ(ラグビー)

ページ
先頭へ