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Enjoy life

Enjoy lifeについてご説明いたします。

川上源一 人が「生活を楽しむ」ことから広がる、ヤマハ発動機という旅路
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ヤマハ発動機は創業以来、「生活を楽しむ」ことの本質を追い求めてきました。
挑戦することで人は没頭し、身体で感じ、心が動く―― その体験の先に感動が生まれます。
創業者・川上源一の言葉を起点に、わたしたちの「生活を楽しむ」とは何か?その想いをご紹介します。

川上は欧米視察で、豊かなレジャー文化を目の当たりにし、
日本にもやがてレジャーが浸透し、人々が生活を楽しむようになると確信。
そして、その楽しむ中で生まれる人の心の情動が人生を豊かにする。この考えは、現在のヤマハ発動機の企業目的である「感動創造企業」の根源となっています。

川上源一(かわかみ・げんいち)
ヤマハ発動機の創業者。日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)の四代目社長。人々が「生活を楽しむ」こと、暮らしを豊かにする製品づくりを目指した。世界の文化を自ら体感し「世界に通用するものでなければ商品ではない」という信念のもと、バイクや、船外機など様々なものに挑戦。「やる以上は最高なものを」という言葉通り、常に世界最高レベルを追求し、挑戦と感動を生む企業文化を築いた。※1

船外機の故障が多かったことや、国産品の性能が低かったことから、自社での船外機開発を決断。
既存市場にただ製品を投入するのではなく、人々が安全に海に出て、なにも考えずに仕事をし、または楽しんで当たり前に帰ってくるという、人々が本当に実現したい世界を品質で実現する。これは「人間に近づく」というヤマハ発動機の思想にも繋がるものです。

現在も製品デザインの思想として受け継がれており、走行性能を追求するだけでなく、オートバイが持つ「美しさ」が、乗り手との精神的な繋がりを生み出す上で非常に重要であるという考えを示しています。これは、ヤマハ発動機が重視する「人機官能」という開発思想とも繋がっています。

川上は、高価で珍しいものを追い求めるのではなく、身近なものの中に喜びを見出すことこそが、人生を豊かにする方法だと考えていました。 そうした生活態度を、「エピキュリアン」と呼びました。エピキュリアニズムが掲げる「人生は快楽をもって最高の善である」という思想を、事業を通じて実践していました。

人の力だけでは到達できない「世界」に、その「世界」を楽しむために人を導いてくれる――それがレジャーの力である。その「世界」を創り出すのは、面白いもの、楽しいことを探求することに目がないエピキュリアンな人たち。すなわち、エピキュリアンによる、エピキュリアンのための製品が、感動を生み出す。

川上の言う「生活を楽しむ」とは一般的なリラックスするようなイメージとは異なり、「能動的な挑戦や探求」を意味しています。これは、単なる楽しさだけでなく、鍛錬や成長、それらを通じて得られる「感動」を追求する姿勢を表しておりヤマハ発動機の事業の根底にある考え方になっています。

※1 出典:
『川上源一に学ぶ』(非売品)p.30、p.32
※2 出典:
『川上源一に学ぶ』(非売品)p.33、冊子『ART for Human Possibilities』(非売品)p32
※3 出典:
『川上源一に学ぶ』(非売品)p.34
※4 出典:
冊子『ART for Human Possibilities』(非売品)p38
※5 出典:
『エピキュリアン料理』川上源一著(文藝春秋)p.109
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