ハルに新素材、革新的デバイスの採用など7機種をモデルチェンジ　マリンジェット2015年モデルを発売

2014年10月28日発表

　ヤマハ発動機株式会社は、水上オートバイ「マリンジェット」の2015年モデルにおいて、新開発の軽量素材や操船デバイスを採用するなど7機種のモデルチェンジを行い、2014年11月1日より順次発売します。
　2015年モデルのうち、スーパーチャージャーエンジンを採用した上位モデル「MJ-FX Cruiser SVHO」「MJ-FX SVHO」「MJ-FZS SVHO」の3機種には、当社独自の超軽量艇体用素材「ナノエクセル（NanoXcel）」をさらに進化させた「ナノエクセル2（NanoXcel 2）」を採用。また、減速や後進時に、直感的かつスムーズな操船をサポートする革新的なデバイス「RiDE」（ライド）を開発し、「MJ-FX Cruiser SVHO」「MJ-FX Cruiser HO」「MJ-VXR」など6機種に搭載しました。
　また、中位モデルの「MJ-VXR」および「MJ-VX Cruiser」は、新設計のハルを採用し、自然な操縦性能や俊敏な走行性能を向上させるとともに、快適性や静粛性を高次元でバランス。さらに、外観デザインもシャープなフォルムへと一新しています。
　マリンジェットの2015年ラインアップは、モデルチェンジを図った7機種のほか、エントリーモデルの「MJ-V1 Sport」、1人乗りのスタンディング・モデル「MJ-SuperJet」を加えた全9機種となっています。

法定安全備品類他の価格には、エンジン関係諸費用・法定安全備品類・進水諸経費などを含み、オプション・検査登録関係諸費用などは含まれておりません。

マリンジェット2015年モデルの主な特長

新開発の革新的デバイス「RiDE（ライド）」を採用

　対象モデル：MJ-FX Cruiser SVHO/ MJ-FX SVHO/ MJ-FX Cruiser HO/ MJ-FX HO/ MJ-VXR/MJ-VX Cruiser
　新開発した「RiDE」は、リバースゲートの作動とスロットル調整を左手側の「RiDE」レバーの操作により連動させることで、減速や後進、減速しながらの旋回など、操縦性を向上させる新開発のデバイスです。
　右手側のハンドルにあるスロットルレバーは従来通り前進をコントロール、左手側にある「RiDE」レバーはリバースゲートの作動と、減速・後進時のスロットルをコントロール、右手と左手の連携により、前進、減速、後進をスムーズに切り替え、直感的な操作を可能にしています。
　また、離着岸時の操船をハンドルから手を離さずに行えることと、これまではノーズダイブ（船首部が水面に突っ込む状態）を起こすためにできなかった急な減速ができることも「RiDE」の特徴です。

進化した艇体用新素材「ナノエクセル2（NanoXcel 2）」を採用し軽量化を実現

　対象モデル：MJ-FX Cruiser SVHO/ MJ-FX SVHO/ MJ-FZS SVHO
　ヤマハ独自のPWC（水上オートバイ）専用素材「ナノエクセル」に改良を重ねた「ナノエクセル2」を開発し、SVHOエンジン搭載モデル3機種に採用しました。強度、剛性は維持しつつ、従来の「ナノエクセル」に比べ18％の軽量化を達成し、採用モデルの運動性能を向上させています。

最適な走行姿勢に設定するエレクトリック・トリム・システム

　対象モデル：MJ-FX Cruiser SVHO/ MJ-FX SVHO/ MJ-FX Cruiser HO/ MJ-FX HO/ MJ-VXR
　ボタン操作によりトリム（艇体の姿勢）を設定できる電動トリム・システム。素早いプレーニング状態への移行や、波のコンディションに合わせた艇体姿勢の調整などライダーの好みの走行をサポートします。

新設計のハルとシャープな外観デザインを採用

　対象モデル：MJ-VXR/ MJ-VX Cruiser
　マリンジェットのベーシック・モデルともいえる「MJ-VXR」および「MJ-VX Cruiser」においては、新設計のハルを採用し、自然なハンドリング感覚、優れた凌波性、静止安定性を実現。走ることの楽しさと、快適性の双方を体感できます。

マリンジェット2015年ラインアップ

＊メーカー希望小売価格には本体と法定安全備品類他が含まれています。（消費税別）