多彩なニーズに応える充実のラインナップ　ヤマハ「全自動式縦型ろ過機」新発売

　ヤマハ発動機株式会社は、プール水質管理用『全自動式縦型ろ過機』ろ過能力5～120m3/hの10機種を新たに開発し、2004年6月1日より新発売します。
　『全自動式縦型ろ過機』は、操作バルブ部分に小型ステンレス製電動五方弁を採用、また腐食の心配のないFRP製縦型タンクとの組み合わせにより信頼性向上と省スペース化を実現しました。ろ材には多孔質のセラミック系ろ材を使用し、ろ層表面の汚れ具合がチェック可能な点検窓、砂取り出し用の大型マンホール、タイマー制御減菌注入機能を標準装備しました。またプールサイズに応じて、5、10、15、20、30、40、60、80、100、120m3/hの10機種をラインナップとなります。

　近年、学校プールの一般開放など利用頻度が増え、それに伴ってよりきれいなプール水、より取り扱いの簡単なろ過システムが求められています。しかし施設の多くは予算が厳しく必ずしも要求を満たす「ろ過機」の採用がなされていないのが現状でした。過去､プールに設置されている「ろ過機」の多くは、鋼板製で殺菌のための塩素剤により錆びが発生しているケースが多く、そのため塗装などのメンテナスが毎年必要になっており、耐久性が高く、管理の簡単な「ろ過機」の要望が高まってきました。
　今回新発売する『全自動式縦型ろ過機』は、そういった市場ニーズに応えるべく、既存の「プールサイドインろ過機」に加えて、「ろ過機」の換装市場に向けた腐食に強いFRP製タンク、ステンレス製電動五方弁などを採用し、高機能でリーズナブルな価格を実現させたモデルです。