小型軽量・高出力・大容量リチウムイオンバッテリー採用　アシスト感を向上した　ヤマハ電動ハイブリッド自転車『New PAS リチウム』新発売

　ヤマハ発動機(株)は、小型軽量ドライブユニット搭載でなめらかな走行性と軽さ・使いやすさが人気の「New PAS」シリーズに『New PAS リチウム』を設定し、2004年3月15日より新発売します。
　本製品は、小型軽量ながらも出力特性に優れた大容量3.7Ahの新設計リチウムイオンバッテリーの搭載に加え、アシスト感を向上させたモデルです。

　新たに採用したリチウムイオンバッテリーは、大電流での放電特性に優れている上、メモリー効果がなく、継ぎ足し充電も可能。スタンド式充電器の採用と合わせて、充電操作の簡便化を実現しました。
　「New PASリチウム」では、この小型軽量・高出力・大容量バッテリーの特徴を活かし、「パワーモード」を設定。このモードは、低中負荷域でのアシスト力を改良し、走行フィーリングの向上を図りました。

　なお2004年2月1日より、同日以降のヤマハPASの全車種新車購入に対し、PAS盗難保険補償期間をこれまでの1年間から2年間に拡大。購入後のアフターフォローの強化も図ります。

　1993年の初代ヤマハPAS登場以降、ヤマハ発動機(株)では“人間感覚を最優先する”という開発当初の理念を受け継ぎながらPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきました。ヤマハPASは2003年12月末現在、累計出荷台数67万台と、今では電動ハイブリッド自転車の代名詞として、若年層から主婦、年配者まで年代を問わず幅広く支持されています。
　このほど新発売の「New PAS リチウム」は、「坂道や向かい風の時など、負荷がかかるときでももっと快適に走りたい」「電動ハイブリッド自転車購入の際、航続距離よりもアシスト力を重視する」という声に応え、走行フィーリングを追求したモデルです。

　「New PAS」同様、希土類磁石のブラシレスDCモーターを搭載した小型軽量ドライブユニットは、高効率・低ロス化を図るモーター系のチェーン駆動に加え、低中負荷域でのアシスト力を向上し、スムーズな走行を可能にしました。また、非接触磁歪式トルクセンサーにより、アシスト走行時以外でも普通の自転車同様の軽やかな漕ぎ心地となっています。

　走行状況に応じて最適なギアを選べる内装3段変速や駐輪時にハンドルのふらつきを抑止するパーキングストッパー、ラクにスタンドがたてられる“かるっこスタンドII”、1つの鍵で車輪とバッテリーの2箇所を各々ロックできる“1キー2ロック”、買い物に便利なリアキャリア、おしゃれなデザインの大容量大型バスケットなど、日常の使い勝手を考慮した機能も充実させました。