定評ある空冷２サイクル100cc単気筒エンジン搭載　ヤマハレーシングカート『Winforce TIA』2004年モデル新発売

　ヤマハ発動機（株）は、ハイポテンシャル・スタンダードモデル、ヤマハレーシングカート『Winforce TIA（ウインフォースティア）』の完成車キットをモデルチェンジし、12月10日より新発売します。
　 ヤマハレーシングカート『Winforce TIA』は、上級カートに匹敵するポテンシャルを誇り、扱いやすいエンジンとシャープなハンドリングが特長となっており、カートの楽しさを余すところなく体感できるモデルです。
　フレームは、スタンダードブルー、マイスターレッドの2カラーを用意（一部仕様が異なります）、6色から選択できる外装品パーツとの組み合せによりオリジナリティーの演出を可能としました。

スタンダードブルー（ステッカー貼付）   マイスターレッド（ステッカー無し）

ヤマハレーシングカート『Winforce TIA』

　フォーミュラ1（通称：F1）を頂点とする四輪モータースポーツの中でその底辺に位置し、上級カテゴリーへの登竜門として認知されているのがレーシングカートです。フォーミュラマシンに通じるカート特有のスピード感やクイックな操縦性もあり、多くのF1ドライバーや四輪レーシングドライバーが、レーシングカートの経験者です。現在全国約60ケ所の専用コースでスポーツ走行や競技が行われており、カートライセンス人口は約20,000人（'03年11月現在：ヤマハ調べ）となっており、ジュニアからシニアまで幅広い年齢層から愛好されています。そのレーシングカートのエントリーモデルとして、1998年の発売以来、多くのユーザーの支持を得ているのがヤマハレーシングカート『Winforce TIA』です。
　今回発売する『Winforce　TIA』2004年モデルでは、車体の骨格は同じながら一部仕様の異なる2タイプのフレームを用意。「スタンダードブルー」には、ブレーキディスクハブ、スプロケットハブ、ベアリングハウジング、ホイールハブにハイクオリティーパーツを採用。「マイスターレッド」には、マグネシウムホイールを採用。フレームカラーと合わせ、ユーザーの選択の幅を広げました。またリアシャフト径を従来の30mm径から40mm径に、フロントホイールサイズをYRA-1タイヤへの最適化を図り120mmから130mmへと変更しました。

　ヤマハが長年熟成を続けてきた、フラットな出力特性とレスポンスの良さで定評のある空冷2サイクル単気筒ピストンバルブ（排気量：97.6cc）の「KT100SD」を搭載。初心者やジュニア層向けのリコイルスターターおよびクラッチ装備の「KT100SC」「KT100J」搭載モデルもラインナップしました。

　『Winforce TIA』専用に設計開発された『YRA-1』タイヤを装着。
F1を彷彿させる溝入りとし（フロント２本リア３本）、新コンパウンドおよび新サイズで操縦安定性、耐磨耗性を向上。体に易しい走りを実現しました。

　車体の骨格となるフレームには上級モデルにも採用される、しなやかさと高い剛性を両立させた30mm径のクロームモリブデン鋼管を採用。フロントには取り外し可能タイプのスタビライザーを装着し、センター部分を絞り込んだオーソドックスなX型変形レイアウトと相まって、エンジンパワーを受け
止める剛性感とシャープなハンドリングを実現しました。またNEWタイヤ「YRA-1」装備により、長時間走行でも疲れにくいマシンに仕上がっています。

「Winforce　TIA」専用リプレイスフレーム『WT-1』。
「Winforce　TIA」と同様に外装品はカラーオーダーが可能です。
※　完成車からエンジン、タイヤ、付属品パーツを除いた仕様となります。
　　　　　　　　　　　　　＜メーカー希望小売価格＞　２４５,０００円（税別）