装備充実・乗り降りしやすいU型フレーム採用　ヤマハ電動ハイブリッド自転車『パススマイル U』新発売　『パススマイル』はカラーリング変更で発売

　ヤマハ発動機（株）は、どんな服装でもスムースに乗り降りしやすい低床の「U型」形状フレームを採用し、装備を充実させた電動ハイブリッド自転車の新商品『パススマイルU』を12月15日より新発売します。サビに強いステンレスパーツの多用や買物に便利なリアキャリアなどを標準装備しました。

　また、専用の2段変速、スタンドがけが軽く行なえる「かるっこスタンドII」、手元スイッチでラクラク点灯できるハロゲン球の「バッテリーランプ」などの機能を標準装備した『パススマイルUデラックス』も2002年1月15日より新発売します。

　なお、『パススマイル』は、軽快な走りをイメージさせるライトブルー、ライトマゼンタの新色を採用し、一部装備を変更して、11月16日より発売します。

ヤマハ『パススマイルU』

ヤマハ『パススマイル』

　'94年の初代ヤマハ「パス」登場以降7年、その後各社からの新規参入もあり電動ハイブリッド自転車の国内市場は'01年4月で累計総出荷100万台を超えました。現在ヤマハ「パス」は電動ハイブリッド自転車の代名詞として、広く若年層、主婦、年配者から支持され、また、地球環境保護気運の高まりを背景に官庁用や業務用、レンタサイクルなど、広汎に利用されています。またPASユニットの小型軽量化や、バッテリー性能の向上などで、年々商品性も向上しました。

　このほど、新発売の「パススマイルU」は、ユーザーの「手ごろな価格で」「スマートな外観に」「もっと静かに」といった声を反映させ、小型軽量“リアハブパワーユニット”の採用で走行フィーリングの向上、軽量ボディなどを実現したほか、バッテリー脱着性の向上を図ることで総合性能を向上させた「パススマイル」をベースに、乗り降りしやすさが特色の低床の「U型」形状フレームを採用し、リアキャリアや頑丈サークルロックを標準装備した、使い勝手の向上を望むニーズに応えた商品となっています。

　スカート着用時でも乗り降りしやすい低床の「U型」形状フレームを採用し、シートパイプ軸部とペダル中心軸を同一線上に配置することで、通常の自転車同様の良好なこぎやすさを実現しています。

　ハンドルバーやハンドルポスト、シートポストにはサビに強いステンレスパーツを採用。軽量化とともに品質の向上を図りました。

　買物に便利なリアキャリアや操作性を向上させ1つのキーでバッテリーと車両の2つのロックができる、「1キーWロック」の頑丈サークルロックなどを標準装備としました(デラックスには、スタンドがけが軽く行なえる「かるっこスタンドII」、手元スイッチでラクラク点灯できる低速時でも明るい24V-10Wハロゲン球の「バッテリーランプ」などの機能や装備もあります)。

　「パススマイルUデラックス」には「Hi」「Lo」2段変速をハンドル手元に採用し、扱いやすさを向上させました。

　“リアハブパワーユニット”と呼ぶ小型モーターを後輪の軸受け部に内蔵する設計を施しました。また、これに合わせ従来ペダル付近に集中していたモーター部(パワーユニット)と制御系パーツ部をそれぞれ独立配置しました。
　パワーユニットには、強力なネオジウム磁石採用の小型モーターを使用。小型軽量エンジニアリング・プラスチック・ギアの採用、およびブレーキ部品の内蔵化により小型設計を実現、同時にボディの軽量化も達成しました。さらに、チェーンを媒介とせずモーターが直接後輪をアシストするので、滑らかなペダリングが可能となりました。
　一方コントロールユニットとトルクセンサーも小型設計を施し、車体中央部に配して前後の荷重比を4：6とし、バランスの良い操作性を実現しました。

　ペダル軸に装着されたトルクセンサーを採用することで、静かで軽いペダリングを実現しました。

　バッテリーの残量を、7つのランプできめ細かく表示、充電時期を判断する自動リフレッシュ機能をもつバッテリーマネジメントシステム「I.F.E.S.」準拠の“インテリジェントバッテリー”を採用。車体からの脱着性を改良しました。