直流72ボルトモーター搭載で余裕の走行性と１充電1.5ラウンド以上の航続距離を実現　世界初の "72ボルト仕様・電磁誘導式５人乗り電動ゴルフカー"　ヤマハ「ターフライナー エレキ G17-E」新発売

　ヤマハ発動機株式会社は、パワフル＆サイレントで信頼を得ているヤマハゴルフカーシリーズについて、エンジンの替わりに高性能DC72ボルトモーター＆小型バッテリーを採用し、エンジン車同等以上の走行性能と優れた静粛性を実現した新製品、電磁誘導式5人乗り電動ゴルフカー「ターフライナー エレキ Ｇ17-Ｅ」を設定し、2001年2月1日より発売します。

　クリーンな走行と、エンジン搭載車同等以上のパワフルな走行性能を両立させました。なお、直流72ボルト仕様の電動ゴルフカーは、世界初の商品です。

「ターフライナー エレキ Ｇ17-Ｅ」

　現在国内には約2,300個所のゴルフ場があり、ゴルフカーの保有台数は約15万台。年間新規需要は約1万4千台と推定されています（ヤマハ調べ）。この中で、ヤマハゴルフカーは、プレーヤーニーズの具現化、キャディの労働条件改善、ゴルフ場の経営合理化など、様々な視点で導入され、信頼を集めています。特に最近は、キャディを含めて5人乗車できるモデル「G15-A」や、電磁誘導式モデル「G17-A」などが、ゴルフ場経営者、キャディ、プレーヤーから人気となっています。

　ところで、市場では排気ガスの出ない電動式モデルへのニーズも徐々に広がっています。一部普及している48ボルトモーターでは、エンジン搭載車に比べて走行性能が"もの足りない"という声も聞かれ、(1)クリーンな走行性、(2)パワフルな走行性能、(3)電動モデルとしての優れた航続距離、などを兼ね備えたモデルの登場を待つ声が広がっていました。

　このほど新発売の「ターフライナー エレキ G17-E」は、上記ニーズに呼応して開発に当った新製品で、ガソリンエンジン搭載の5人乗りモデルとして人気の「G17-A」の車体構成をそのまま継承し、パワーユニットに直流72ボルトモーターを採用することで、ガソリンエンジン車同等のパワフルな走行性能を実現しました。また、セルの小型設計による小型軽量バッテリーを採用するなどで乾燥重量495kgを実現、パワフルなモーターとの相乗効果でクリーン＆パワフルな走行性能を実現しました。

　ゴルフカーとしては世界初の直流72ボルト仕様のモーター＆バッテリーを搭載し、エンジン車同等以上のパワフルな走行性能を実現しました。また高性能・軽量バッテリーの採用により、バッテリー寿命が約2倍となりました（当社米国向け輸出モデル「G19-E」比較）。また、バッテリーを含む車両重量は495kg（クラス最軽量）を実現しました。これらの相乗効果で、ワンチャージ1.5ラウンド以上が可能な優れた航続距離を実現しました。

　アクセルのペダルにかけた足を放すと駆動モーターによる回生ブレーキが自動的に働き減速し、下り坂でも車速を最適自動制御する機構を設けました。さらに車両の接近をプレーヤーに音で知らせる"エリアアラーム"を採用しました。

　大人5人がゆったりと座れるワイドシートを採用しました。足元の広さも確保したため乗降もスムーズとなり、クラス最大の快適性を実現しました。
　また、オプションの急速充電器を使用（約30分の補充電）すれば、1日2ラウンド走行も可能とし、緊急の使用や停電などのトラブルにも安心して対応できるようにしました。

* 数値は使用条件により異なる場合があります。