装備充実で価格据え置きの限定モデル　ヤマハ『パスロイヤル 特別限定車』発売について

　ヤマハ発動機株式会社は、電動ハイブリッド自転車『パスロイヤル』について、装備充実で使い勝手を向上させた特別 限定モデルを設定し、8月22日より発売いたします。

　ベーシックモデルとして人気の「パスロイヤル」に、購入後の装着率が高いリアキャリアを標準装備、また軽く踏むだけでスタンド掛けができる「かるっこスタンド」の採用により、利便性と扱いやすさを向上させました。なお価格は据え置きとし、専用充電器を含めて99,800円（希望小売価格）の“買い得感”あるモデルとなっています。

　ヤマハ「パス」シリーズは、'94年の発売以来、国内外のシステムユニットのOEM供給を含め50万台を超える生産実績があり、国内の電動ハイブリッド自転車市場では、市場占有率１位 の人気商品です。今回の限定車は、手ごろな価格と装備充実を希望する市場ニーズに呼応したモデルになっています。

『パスロイヤル　特別限定車』

　ヤマハ「パス」は、'94年の全国発売以来(一部地域でのテスト販売は'93年11月から）、'99年末時点での累計完成車販売台数は43万台に達し、2000年末には50万台を超えると推定されています。また今日、国内自転車市場での電動ハイブリッド自転車クラスの出荷金額は「軽快車」に次ぐ2番目のカテゴリーを占めるにまで成長しました。
　現在、ヤマハ「パス」の商品バリエーションは全9種が揃い、汎用タイプ、装備充実タイプ、自動変速機内蔵タイプなどさまざまなモデルがユーザーニーズに応えてラインナップされています。特に昨秋発売の「パスロイヤル」シリーズは、バッテリー充電の煩わしさを軽減する“インテリジェントバッテリー”（I.F.E.S.システム）を採用し、充電操作が容易でバッテリー残量 も簡単に把握できることなど、その使い勝手の良さがユーザーの支持を集めています。また市場では、より手ごろな価格で利便性を要求する声が強く聞かれています。
　このほど発売の「パスロイヤル 特別限定車」は、上記ニーズに応え、充実の装備、と手ごろな価格を実現した限定モデルとなっています。また標準モデルの「パスロイヤル」に、１）リアキャリア ２）軽く踏むだけでスタンド掛けができる“かるっこスタンド”を装備しました。 扱いやすさが自慢の「パスロイヤル」の特徴そのままに「お買い得感」のあるモデルとなっています。

　現行の標準モデル購入者の後付け装着率が高いリアキャリアを標準装備しました。また、リアキャリアに荷物を積んだ状態でも、軽く踏み込むだけでスタンド掛けができる“かるっこスタンド”を装備し（従来はデラックスタイプ以上に装備）利便性を高めました。

　ヤマハが独自に開発したバッテリーマネジメントシステム「I.F.E.S.」に準拠した“インテリジェントバッテリー”を採用しました。このシステムは、インテリジェントバッテリーを中心とした駆動ユニットや充電器との相互の情報通 信が可能で、その結果バッテリーの性能をフルに引き出すとともに、安定化を促進できるのが特徴です。
　バッテリー残量は、バッテリーボックス（7灯）とメインスイッチ（3灯ハンドル手元部）の2ヵ所で表示されており、バッテリー残量 が詳細に把握できます。またバッテリー自己診断機能により、残量、リフレッシュ時期、絶対容量 、総充電回数、バッテリー寿命時期および故障個所などの確認が可能となっています。さらに、コンセントに接続するだけで自動的にメモリー効果 を検知してリフレッシュを実行する「自動リフレッシュ機能」も備えています。この「I.F.E.S.」に対応する“新型充電器”（別 売）を設定しています。

　5Ahの大容量バッテリー（ニカドタイプ）を搭載することにより、軽快なアシスト感はそのままに実使用場面 で安心できる航続距離を確保しました。（ヤマハパターンで30km：26インチ）また、比較的平坦路が多い場所で便利なエコノミーモードも設定し、“インテリジェントバッテリー”と相まって60km（エコノミーモード平坦路：26インチ）という航続距離を可能としています。

※ヤマハパターンで走行した場合

バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)56kg、平滑乾燥路面 、無風、無灯火状態、標準モードの条件で、3 kmの平坦地の途中に勾配2度の上り坂(1 km)と下り坂(1 km)を含む全長5 kmの標準走行路を設定し、平坦路(速)15km /h、上り坂(平) 10 km /h、下り坂(速)20 km /hで走行したときのテストデータです。