軽量コンパクトで初心者でも扱いやすい小型4ストローク船外機　ヤマハ４ストローク船外機｢Ｆ８C｣｢Ｆ６Ａ｣新発売

　ヤマハ発動機株式会社では、軽量・コンパクトで初心者でも手軽に扱える高性能小型４ストローク船外機｢F８C｣｢F６A｣を3月1日より新発売します。
　｢F８C｣｢F６A｣はそれぞれ８馬力、６馬力の出力で、扱いやすく操作性に優れた船外機です。新設計のエンジンは地球環境に配慮し、｢低燃費｣、｢クリーンな排ガス｣、｢低騒音｣を実現しています。排ガスに関しては、EPA（米国環境保護庁）および日本舟艇工業会の2006年規制値をクリアしています。
　当社の4ストローク船外機のラインナップは、これまでに発売した4～115馬力までの9機種にこの｢F８C｣｢F６A｣を加え、全部で11機種となります。
　｢F８C｣｢F６A｣は第39回東京ボートショー（開催：2月10日～13日、東京ビッグサイト）に展示します。

ヤマハ船外機｢F８C｣

　10馬力以下の小型船外機は、ポータブルという特性から用途の広いエンジンです。小型ボートやゴムボートなどのレジャー用船舶のメインエンジンという用途のほか、ヨットの補助エンジンや大型艇の予備エンジンとしても搭載されます。また、沿岸漁業の小型漁船でも使われるエンジンです。したがって、誰にでも扱いやすく、使い勝手の良いことが特に求められるクラスです。
　世界的に環境に対する意識が高まるなかで、クリーンな排ガスと低燃費を実現しやすい4ストローク船外機への期待は大きく、4ストローク船外機の軽量化、コンパクト化が強く求められています。
　当社では小型4ストローク船外機として4馬力、9.9馬力モデルを発売しています。今回新発売する｢F８C｣｢F６A｣は、「軽量･コンパクトで使い勝手の良いこと」と｢環境対応｣を両立して市場の声に応えたもので、4ストローク船外機のラインナップを強化する商品です。

誰でも簡単に使いこなすことのできる装備・工夫を盛り込みました。
　　・持ち運びが楽にできる大型のグリップを装備し、ボートへの据え付けや持ち運びが簡単
　　・スターターロープ（エンジン始動のためのロープ）が引きやすく、始動しやすい
　　・スイッチ類を手元に集中し、操作がしやすい

　4ストロークでしかも燃焼効率が高いことにより、他社エンジンと比較してより優れた燃費を実現しています。また、ブローバイガス（オイル分離器に通した排気ガス）の再燃焼システムを採用していることにより、排ガス中のHC及びNOxなどの発生を抑え、EPA(米国環境保護庁)及び日本舟艇工業会の2006年排ガス規制値をクリアしました。ヤマハ発動機では環境に対する企業方針・目標を策定した『2010年環境アクションプランEco･Cite YAMAHA』を昨年9月に発表していますが、｢F８C｣｢F６A｣はこの方向性を具現化した新商品です。

　新設計の高性能エンジンと抵抗の少ないロアーケース（船外機下部の水中に入る部分）形状により、同クラスエンジンの中で最も優れた最高速と加速性を実現しています。

　優れたメカニカルバランスと低振動マウントシステムにより、走行時の振動が少なく、また独自の防音水壁方式により高い静粛性を実現。特にアイドリング時は専用アイドル騒音低減システムにより、他の追従をゆるさない静かさで、4ストロークエンジン本来の静粛性をさらに高めています。

＜ヤマハ発動機の4ストローク船外機ラインナップ＞
F4A(4馬力)､F６A(6馬力)､F8C(8馬力)､F9.9C(9.9馬力)､F15A(15馬力)、F25A(25馬力)、F40B(40馬力)、F50A(50馬力)、F80A(80馬力)、F100A(100馬力)、F115A(115馬力)