ビギナー・ドライバーに最適のハイポテンシャル・完成車キット　ヤマハレーシングカート『Winforce TIA』新発売

　ヤマハ発動機(株)は、カートスポーツの世界を広げるヤマハレーシングカート『Winforce TIA』(ウィンフォース ティア)の完成車キットを'99年12月１日より発売します。

ヤマハレーシングカート『Winforce TIA』

　フォーミュラ１(通称Ｆ１)を頂点とするモータースポーツの中で、その底辺に位置し、上級カテゴリーへの登竜門として認知されているレーシングカート。多くのＦ１ドライバーが、幼少時にレーシングカートを経験している事実からも、フォーミュラとカートとの関係の強さを伺うことが出来ます。
　そのレーシングカートのエントリーモデルとして、多くのユーザーの支持を得ているのが『Winfoce TIA』。その『Winfoce TIA』がミレニアムモデルとしてモデルチェンジしました。
　さらなるスピードを求めるストック・ドライバーに最適の、コストパフォーマンスに優れたハイポテンシャル・コンプリートモデルで新登場。

　エンジンには、ヤマハが永年熟成を続けてきた100cc・空冷２サイクル・単気筒・ピストンバルブの「KT100SD」を搭載。フラットな出力特性とアクセル開度にリニアに反応するレスポンスの良さで、初心者にも扱いやすいスムーズなエンジンです。
　「KT100SD」は、押し掛けでエンジンを始動する、カート独特のダイレクト駆動方式タイプ。エンジンパワーをむだなく生かし、よりパワフルなドライビングを可能にしました。

　車体の骨格となるフレームには、ヤマハカート上級モデルにも使用されている、しなやかさと剛性を両立させたφ30mmのクロームモリブデン鋼管をメインパイプとして採用。
　センター部分を絞り込んだオーソドックスなＸ型レイアウトと相まって、エンジンパワーを受けとめる剛性感と、シャープなハンドリングを実現。SL83タイヤとのマッチィングにも優れ、高い戦闘力を備えたハイポテンシャル・フレームに仕上がっています。
　フレームカラーは、新色のメタリックブルーを採用し、サーキットでも映える、鮮やかなカラーリングとしている。また、ステアリングは、ハイクォリティタイプを標準装備し、高級感を醸し出しています。

　サイドボックス、フロントカウル、フロントパネルなど外装パーツは、ブルー／レッド／ブラック／ホワイト／イエロー／シルバーの6色から、好みに応じて選択が可能にし、自分だけのマシンを演出できます。
　価格は269,000円とし、コストパフォーマンスに優れたハイポテンシャルな完成車キットとなっています。

『WT-Ⅰ』
　Winforce TIA専用フレーム。仕様はWinforce TIAと同様、また外装パーツは、 6色から選択が可能。
　メーカー希望小売価格　 199,000円（消費税を含まず）

『KT100SD』
　SLレース主力エンジンとして、長年にわたり高い評価を得ている単気筒・ピストンバルブエンジン。扱い易さと耐久性に優れます。
　メーカー希望小売価格　 111,000円（消費税を含まず）