97年のベストセラー車（国内オフロード車）にバリエーション誕生　ヤマハトレール「TW200E」新発売　丸型ヘッドライト・小型フラッシャー装備等でスリム感を演出

　ヤマハ発動機（株）は、'97年のベストセラー（国内オフロード車）で、空冷4サイクルSOHC単気筒エンジン搭載のヤマハトレール「TW200」について、バリエーションモデル「TW200E」を追加設定し、'98年8月20日より発売します。
　標準モデルをベースに、(1)丸型ヘッドライトとクロームメッキ処理のヘッドライトボディ、(2)小型フラッシャーランプ、(3)つや消しブラック塗装のリム、を標準装備し、シンプルかつレアな印象を強調しました。

　なお、角型ヘッドライト採用の標準モデル「TW200」についても、カラーリングを変更、また「TW200E」同様のつや消しブラック塗装のリムを装備して発売します。
希望小売価格は据え置きで、両モデルとも同額。

ヤマハトレール『TW200E』・『TW200』

　'87年初代モデル発売のヤマハ「TW200」は、トルクフルな4サイクルエンジンとトラクションを誇る超ワイドタイヤの組み合わせで、路面を選ばす大地を駆けめぐる冒険心いっぱいの"アドベンチャートレール"としてデビューしたモデルです。不整地路での走行性、快適な乗り心地、シンプルな車体、経済性などが支持され、11年にわたりロングセラーとなっています。（'87年には冒険家の風間深志氏が「TW200改」で"史上初のバイクでの北極点踏破"を実現しています）

　最近'96年以降は、「極太タイヤの迫力とスリムなボディのバランス」がヤングユーザーから見直され、「ストリートファッション系」と呼ばれる層から強い人気を集めています。個性的にカスタム化して楽しむ傾向も増加し、ファッショナブルにTW200を楽しむユーザーを「TWer（ティーダバー）」と呼ぶ造語も生まれました。
　'97年は国内軽二輪市場で3位、オフロード車として単独1位となる約8,000台の販売数を記録。なお、初代モデル発売以降の累積登録台数は約2万1,000台。（'98年5月末）

　このほど追加設定のバリエーションモデル「TW200E」は、従来からの特徴をそのままに、下記の装備を施し、シンプル感やレア感を強調、「ストリート」感覚に呼応したモデルとなっています。

　標準モデルの樹脂製レンズ採用角型ヘッドライト（ビキニカウル装着）に対し、「TW200E」はガラス製レンズ採用の丸型ヘッドライトを採用し、ネイキッドスタイルとしました。また、ヘッドライトボディは、クロームメッキ処理を施しメタル感を強調しました。

　標準モデルに対し小型化したフラッシャーランプを採用。丸型ヘッドライトとの相乗効果で、スリム感ある車体回りの外観を実現しました。

　ホイールリムは、つや消しブラック塗装として足回りの力強さを強調したイメージとなっています。