60年代の雰囲気を楽しめる50ccネイキッドスポーツ　ヤマハスポーツ『RZ50』新発売

　ヤマハ発動機（株）は、水冷２サイクル50ccエンジン搭載のネイキッドスポーツ、ヤマハスポーツ「RZ50」を98年６月25日より新発売します。
　1)心地良い走行性能を実現するセル付き水冷２サイクルエンジン、2)新設計フレーム採用等による優れたハンドリング、3)60年代のモーターサイクルの雰囲気を楽しめるスタイル、4)Ｐ字ロック収納機能などの実用性、などを備えています。

98ヤマハスポーツ「ＲＺ５０」

　50ccの原付スポーツ及び、原付スクーター市場では、ここ数年レトロテイストのデザインを採り入れたモデルの需要が拡大しています。特に、ヤマハが96年に投入した50ccスポーツ「ＹＢ-１」や97年投入したスクーター「Vino」は、派手さや速さではないシックで渋い印象を好む最近の10代、20代前半層のニーズと呼応し、いずれも人気モデルに成長しました。また、今後も50ccスポーツ、50ccスクーターともに「レトロモデル」が新規ユーザー需要の主力となると見込まれています。
　新発売の「RZ50」は、現在のスポーツモデルのトレンドである「ネイキッド」スタイルを50ccで具現化しながら、レトロ感覚をもつボディ、優れた実用性などの特徴を兼ね備えたモデルです。現代の50ccスポーツとしてのベーシック機能、60年代モーターサイクルの雰囲気を醸し出す外観、などを手軽な50ccの世界で調和させた点が特色となっています。

　エンジンにはセルスターター装備の水冷２サイクル単気筒エンジンを採用しました。現行モデルの「TZR50R」「TZM50R」に搭載するエンジンと同タイプで、優れた走行性や信頼性が特徴です。また、軽量薄型ラジエターを採用して優れた冷却性を実現しました。

　フレームには新設計のセミダブルクレードルフレームを採用しました。さらに、前後17インチタイヤ＆スポークホイール、大容量10鴻鴻塔O燃料タンク採用等で、個性的なネイキッドスタイルを実現しました。また、フロントフォークは、27㎜径を採用して優れた走行性を実現しています。

　 １）ブレーキパッドにかかる面圧の均一化により優れた制動フィーリングを実現する異径２ポットキャリパー装備フロントディスクブレーキ（50ccスポーツ初）２）熱ダレによる性能変化の少ないビルシュタイン型リアクッションユニット＆モノクロスサスペンション、などを採用して優れた走行性を実現しました。

　この他、Ｐ字ロック収納可能なシートカウル、タコメーター採用の２連メーター、エアプレーンタイプの燃料タンクキャップ、などを採用しました。