ヤングミセスのニーズに応えた「チャイルドシート」標準装備モデル　ヤマハ「ＰＡＳリトルモア」新発売

　ヤマハ発動機（株）は、幼児乗車用のチャイルドシートを標準装備した電動ハイブリッド自転車の新製品ヤマハ「PASリトルモア」を'98年7月21日より発売します。またこれに先がけて、5月1日より予約を開始します。
　本モデルの発売により、「ヤマハ・パス」シリーズは全タイプ10機種のラインナップとなります。なお本モデルはブリヂストンサイクル（株）との共同開発によるものです。

ヤマハ『ＰＡＳリトルモア』

　新発売の『PASリトルモア』は、幼児を同乗して自転車を利用するヤングミセスユーザーのニーズに応えたモデルです。現行の『ニュー・パス』の扱いやすさと乗りやすさをそのままに、①チャイルドシートの標準装備、②パーキングストッパーの装備、③新形状の残量ランプ＆入切スイッチの採用などにより、幼児同乗時の快適性や使い勝手を充実させました。

　現在、特に30代前後の女性においては、保育園等への送迎や子供を乗せながらの買い物のために自転車を使用するケースが多く、重量物を積載した際でもペダリングが軽く快適な電動ハイブリッド自転車PASシリーズに対して、幼児を乗せる機能を装備したモデルを求める声が高まっていました。また幼児を前に乗車させた際に「ガニマタ漕ぎ」になるのを避けたいという声や、前部に幼児を乗せた際のハンドルのふらつきの低減等を求める声も多く寄せられていました。
　今回発売の『PASリトルモア』は、これらのニーズに応えて商品の開発を行い、様々な新装備に加えて、強度や耐久性の向上といった各部のリファインも施しています。

　幼児を安心して乗せられ、幼児にとって座り心地の良い形状のチャイルドシートを装備しました。設置位置の最適化で、幼児を乗車させた際でもハンドルのふらつきを最小限に抑え、「ガニマタ漕ぎ」にならずスマートにペダリングできるよう配慮しました。幼児を乗せないときには、質感の高いバスケットとして活用できます。

　ハンドルを固定できるパーキングストッパーを装備することで、チャイルドシートへの幼児や荷物の載せ降ろしの際にハンドルがふらついたり回転したりするのを防止しました。

　キーレススイッチ＆残量ランプを手元位置にレイアウトすることで、視認性や操作性を高めました。

　幼児から目を離したり、姿勢を崩したりせずにダイナモランプの切り替えができるよう、リモコンレバーをハンドルに設置しました。

　新開発スタンドを採用、幼児（1人あたり約15 kg）や荷物を乗せたままでも簡単にかけられるようにするとともに、オートロック方式で高い安定性を発揮するよう配慮しました。

　リヤキャリアを標準装備、チャイルドシートに幼児を乗せた際でも、買い物などの荷物を積載できるようにしました。

　幼児や荷物の搭載といった大きな荷重がかかる使用を考慮して、スポークがゆるみにくく錆に強いステンレスリムを採用するとともに、耐パンク性の高いリムセーバー付きタイヤを採用しました。

　充電時間は約2.8時間のクイック充電。
　ヤマハ『ＰＡＳリトルモア』諸元表

※ヤマハパターンで走行した場合。
バッテリー新品、常温25℃、車載重量（乗員および荷物を合計した重量）56kg、無灯火。
ヤマハパターン：3kmの平坦地の途中に勾配2度の登り坂（1km）と下り坂（1km）を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路（速）15km／h、登り坂（平）10km／h、下り坂（速）20km／hで走行した時のテストデータ。