目の不自由な人々に盲導犬を贈ろう！　Y.E.S.S. NICE RIDE 募金'96年度の「募金贈呈式」を開催

ヤマハ発動機（株）モーターサイクル国内営業室室長飯窪泰（右）より、（財）日本盲導犬協会の久堀三紀也事務局長に、募金総額２２８万３,３５８円の目録が手渡された

　ヤマハ発動機（株）と販売店、そしてスタッフ（会員）が、一体となってモーターサイクルスポーツの楽しさを広げる全国組織「Y.E.S.S. （ヤマハ・アースリー・スポーツ・システム）」では、"目の不自由な人々に盲導犬を贈ろう"を合言葉に、盲導犬の育成資金を集める『Y.E.S.S. NICE RIDE募金』キャンペーンを'８９年より展開しています。
３月２１日には、昨年度集計分の２２８万３,３５８円を（財）日本盲導犬協会に寄付する『'９６Y.E.S.S. NICE RIDE募金贈呈式』(於・日本盲導犬協会茅ヶ崎訓練センター)を実施し、ヤマハ発動機（株）モーターサイクル国内営業室室長飯窪泰より、（財）日本盲導犬協会の久堀三紀也事務局長に募金の目録を手渡しました。

　この席上、久堀事務局長は「８年前、協会の財政が一番苦しかった時期に、Y.E.S.S.本部事務局の方が訪ねてこられて"何か役に立てることはないですか"と声をかけてくださいました。そこで、私どもの方から全国の販売店さんに募金箱を置いて欲しいとお願いしたところ、快い承諾をいただいたのです。当時は盲導犬に対する社会の認識が薄かったこともあり、職員一同、大変喜んだものです。５月には横浜に新訓練センターも完成しますので、これを機にますます努力してまいります」と、謝辞を述べました。
また目録を手渡した飯窪室長は、「今年も全国のライダーの善意を協会にお渡しすることができ、たいへん嬉しく思います。盲導犬が真の意味で社会の一員となれるよう、今後も支援をさせていただきます」と挨拶しました。　
なお、'８９年以来８年間にわたる募金総額は、３,７８３万９２４円となりました。

「Y.E.S.S. NICE RIDE募金」キャンペーン

　Y.E.S.S. が行う社会活動の一環として'８９年からスタート。全国２，０００店のY.E.S.S.加盟店店頭やY.E.S.S. イベントの会場で、盲導犬の育成資金を目的とした募金を、主にオートバイ・ライダーに向けて呼びかけているもの。'９６年度の募金金額は２２８万３，３５８円、'８９年からの募金総額は３，７８３万９２４円。

贈呈式の会場で披露された服従訓練の模様。５月には新訓練センターが完成する