職場体験実習 レポート3
2024年11月21日ヤマハ発動機本社で開催された職業体験実習の様子をレポートします。
イベント情報
開催日 | 2024年11月21日(木) |
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会場 | ヤマハ発動機本社(静岡県磐田市) |
イベント/コース | 職場体験実習 |
イベントレポート
ヤマハ発動機グループは、企業と地域社会との共存共栄を図り、持続可能な関係の構築と維持のため、「将来を担う人たちの育成」「地球環境の保全」「交通安全普及」「地域社会の課題解決」を重点領域と定め、事業戦略と連動させながらさまざまな社会貢献活動を推進しています。
こうした社会貢献活動の一つが、10月にも実施した「職場体験実習」で、今回は浜松市立舞阪中学校の中学2年生を受け入れ、エンジン組み立て分解教室を実施。ヤマハ発動機のサービスを司るCX事業部が全力指導を行いました。
「今回は目標とする職業を実際に体験してみるという授業です。舞阪中学校では、できるだけ生徒が希望する職種を体験してほしいという考えのもと、地域の企業にご依頼して、この度、ヤマハ発動機さんにもご協力いただけることとなり、本当に感謝しています。社会に出るのはもう少し先になりますが、この時期に経験しておくことで将来のビジョンが明確になってくるなど、大きな意味を持つと考えています」と、担当の先生。
実習では、モノづくりの先にそれを売ってくれる販売店があり、さらにその先にはたくさんのお客さまが存在し、その人たちの安全を守りながら、生活を支え、人生に楽しみを提供している仕事であると紹介。先生からは「この仕事が何のためにあって、どんなことに役立っているのかを理解して体験することになり、より深くその職業を知ることができ、本当にありがたいことです」という感想をいただきました。
さて、今回の生徒さんは、「モノを作る仕事に就いて、その楽しさや奥深さを知りたい!」という動機を持って参加してくれました。なかでも、工具を使って組み立てる機械系の職業が良いと考えていたそうで、今日の体験はまさにぴったりだったようです。
一連の体験を終えて生徒さんは、「ボルトと太さによって締め付ける力が違うなど、知らないこと、難しいことがたくさんありました。一番うれしかったのは、カムチェーンの取り付けが1発でできたこと。本格的な工具を使うのは初めてでしたが、力の入れ方にコツがあり、それがわかると簡単にボルトを回すことができるなど、たくさんの学びもありました。また自分の力で分解や組み立てができるのは楽しかったし、一つのモノができるにはとても長い時間がかかるなどモノづくりの奥深さを知って、改めてモノづくりの職場がいいなという気持ちになりました。将来、その力が僕にあればヤマハ発動機を目指します!」
生徒さんが社会に出るのはもう少し先になりますが、この経験を通じ「働くということは常にいろいろなことを考えて行動し、会社や社会に貢献することなんだと感じました」と話してくれましたが、まずは学校生活で今日学んだことを実践してほしいと思います。