電動乗り物教室 レポート4
2023年5月22日磐田市立東部小学校で開催された電動乗り物教室の様子をレポートします。
イベント情報
開催日 | 2023年5月22日(月) |
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会場 | 磐田市立東部小学校 |
イベント/コース | 電動乗り物教室 |
イベントレポート
ヤマハ発動機本社の近隣小学校の要請に応じて実施している社会貢献活動の一つである「電動乗り物教室」。ヤマハ発動機の社員がボランティアや業務の一環として参加する出張授業の一つです。その内容は、電動アシスト自転車(PASシリーズ)、電動車椅子(JWシリーズ)を体験してもらうほか、地球温暖化がもたらす環境への影響や電気を作る実験などを行い、科学やモノづくりの楽しさを感じてもらいながら、急速に普及が進む電動の乗り物への親しみを持ってもらい、その知識を高めてもらうことなどを目的としています。
今回の会場となったのは、ヤマハ発動機本社から近い小学校の一つで、毎年6年生を対象に実施している磐田市立東部小学校です。今回は4クラスから132名が参加し、2時限分となる90分の授業に参加していただきました。
授業を担当したのは、電気を動力源とする乗り物を開発・販売するSPV(スマートパワービークル)事業部の社員です。今回は、開発、営業、生産といったさまざまな部門から12名の社員が参加し、各専門分野の知識を活用しながら授業を進めました。
この中で社員が意識していた一つが、電動の乗り物に対する役割についてです。「例えば電動車椅子は高齢者や障害のある人々の生活をサポーツする道具です。しかし乗り物の分野において電動はカーボンニュートラルを牽引し、電動アシスト自転車がそうであるように、これまでのエンジンに変わって生活に浸透し、クリーンで便利なものになっています。それを子どもたちに伝える大切な機会だと考えています」と参加した社員が話していますが、今回も、電動の乗り物が主流になる可能性が高い世代の子どもたちだからこそのメッセージを送ることができました。
電動アシスト自転車には今回初めて乗りましたが、操作も普通の自転車と変わらず簡単でした。とてもスムーズに走れて気持ちよかったし、楽しかったです。電動車椅子は、最初に手で動かしたのですが、右と左のタイヤ同時に操作できなく、変な方向に動いてしまい難しかったけど、電動は右手一本でレバーを操作するだけなので、体が不自由な人でも使うことができると感じました。電気を作る実験では地球温暖化のことも話してくれ、これからの時代に電気が大切になることを知った上で、いろいろな実験ができてよかったです。
坂道とか普通の自転車は大変だけど、電動のアシストがあるととても楽に走れるはずなので、とってもいいなと思いました。電動車いすは最初に手で動かしたのですがうまく操作できませんでした。でも電動に切り替えるとスティックをちょっと動かすだけで好きな方向に進むので、高齢者の方でも使い易いと感じました。実験では電気を作ったりしてとても楽しかったのですが、温暖化を進めてしまうものを使わないようにしてみたいなと思いました。ヤマハ発動機はバイクや電動アシスト自転車、ボートを作っていることは知っていましたが、電動車いすをはじめ、たくさんのものを作っていることに驚きました。