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職場体験実習 レポート

2022年10月13日ヤマハ発動機本社で開催された職業体験実習の様子をレポートします。

イベント情報

開催日 2022年10月13日(木)
会場 ヤマハ発動機本社(静岡県磐田市)
イベント/コース 職場体験実習

イベントレポート

地域社会の人々に支えられながら事業活動を行っているヤマハ発動機グループは、より豊かな生活に役立つ製品やサービスの提供を目指しています。また当社と地域社会との共存共栄を図り、持続可能な関係が重要であるとの認識に立ち、「将来を担う人たちの育成」「地球環境の保全」「交通安全普及」「地域社会の課題解決」という取り組みテーマを掲げ、さまざまな活動を行っています。

こうしたなか、磐田市立城山中学校から「職場体験実習」の協力依頼をいただきました。そこで、テーマの一つである「将来を担う人たちの育成」という視点から、城山中学校の2年生6名を受け入れ、当社のモノ創りや社内教育の中で培ったさまざまなノウハウを活用して実施しました。

その内容は、生徒の皆さんに新米整備士となっていただき、「オートバイはどうやって走るのか?」を、エンジンの分解と組み立てを行いながら学んでもらうというものです。

会場は、実際に国内外の社員や世界中の販売店で働くバイクの整備士の研修などに使用するYTA(ヤマハ・テクニカル・アカデミー)教育センター。そして実習は、ヤマハ発動機の社員や販売店の整備士を対象に実施しているものをベースとした本格的な内容としました。

最初に座学でエンジンの仕組みを勉強し、実習室に移って工具の使い方を学んだあとは、いよいよ4サイクル・単気筒エンジンの分解にチャレンジ。シリンダーヘッド、ピストンやスプロケット、チェーン、コンロッド、バルブなど、各パーツの役割や施されている工夫について聞きながら、一つ一つ丁寧に分解し、午前中の部を終了。

当社の社員に混じって社員食堂で昼食をとった後の組み立て工程では、工具の使い方やパーツの役割を復習するとともに、一つのミスが重大な故障などにつながるという仕事の厳しさを実感しつつ、見事に組み上げました。

その後は、自分たちが組み上げた同じエンジンを搭載するバイクを使って、キックスタートという手法でエンジンをかける体験や、インストラクターとの座談会など、新米整備士として充実した1日を終えました。

参加した生徒たちの感想

  • 「父が機械などの整備をする仕事についていることもあり、将来は金属関係の仕事がしたいと思って、職業体験にヤマハ発動機を選びました。シリンダーヘッドを外し、初めて本物のエンジンの中身を見て、その仕組みを知ることができました。また、実際に分解し組み立てることで、より理解を深めることができました」
  • 「父が開発の仕事をしており、家で開発の話をたくさんしてくれることから、モノ創りに興味を持っていたので、ヤマハ発動機を選びました。知らないことばかりでしたが、どれも楽しむことができたし、バイクが走る仕組みについてはよくわかっていなかったので知ることができてうれしいです。将来は開発の仕事につきたいので、良い経験にもなりました」
  • 「機械が好きなので、機械関係の職場を選ぼうと考えていました。いくつか迷ったのですが、ヤマハ発動機は電動アシスト自転車やそのモーターを作っているということで選びました。建物がとても大きく、たくさんの人が働いていることに驚いたし、初めてエンジンを分解しましたが、難しく苦労したけれど、とても良い経験になりました」
  • 「本が好きなので迷ったのですが、機械のことに興味があったので、世界的に有名なヤマハ発動機がいいなと思い志望しました。分解と組み立てにはいろいろなルールがあり、それを守らないと壊れてしまうなどとても細かい作業に驚きました。将来は、今日、経験したことを生かしたいと思います」
  • 「最初は楽器や音楽のヤマハと間違えていましたが、自宅から近いということもあり、授業でヤマハ発動機を調べてバイクなどを作っている会社と知りました。今回の作業は、初めてのことで難しいことばかりでしたが、とても楽しかったし、良い経験になりました」
  • 「両親がヤマハ発動機で働いているため、職場の話を聞く機会があったので興味があり、行ってみようと思いました。バイクやヘリコプターなどを作っていることは知っていましたが、そのエンジンも作っていることを初めて知りました。またエンジンの部品や各作業には、一つ一つに意味があることを知ることができてためになったし、楽しむことができました」
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