親子デザイン教室:イベントレポート1
2022年8月27日にコミュニケーションプラザにて開催した親子デザイン教室のイベントレポート
イベント情報
開催日 | 2022年8月27日(土) |
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会場 | ヤマハ発動機(株)コミュニケーションプラザ |
イベント/コース | 親子デザイン教室 |
イベントレポート
「親子デザイン教室」が3年ぶりに開催されました。
オートバイなどの製品をつくる時、デザイナーはまず「どのような人が、どのように使う製品なのか?」をじっくり考え、スケッチを描き、その造形を検討するために粘土を使って立体化します。夏休みの最後に開かれた「親子デザイン教室」では、実際の製品をつくる時と同じように、この手順で自由に乗りもののデザインを体験しました。
講師を務めたのは、実際にいくつものヤマハ製品のデザインを手掛けてきたプロのデザイナーさん。「デザインとは、誰かのためにするものです。今日は乗りもののデザインを体験してもらいますが、誰とどこに行く乗りものなのかを考えて、まず絵にしてみてください」という挨拶で教室がスタートしました。
「パパと海に行く」「ハムスターと九州旅行」「お母さんと動物園に行く乗りもの」。それぞれの夢や想いでスケッチを行い、それが完成するといよいよ粘土の登場です。
この日使われたのは、インダストリアルクレイと呼ばれるプロが使う本物の粘土。温めると自由にかたちを変えられる一方、冷えるとカチカチに固まる特別な粘土です。電池で走るオートバイのキットにこの粘土を盛りつけ、スケッチに合わせて削り、参加者それぞれが世界に一台の乗りものをつくりました。
全員の作品が完成した後は、みんなの前で発表会。「イルカと海の中を自由に走る乗りものです」とそれぞれが作品を紹介し、スイッチを入れて走り出すと、そのたびに大きな拍手が沸き起こりました。
「すぐに倒れてしまって残念だったけど、かたちはうまくできた。今度はバランスも考えてつくりたい」(参加者の一人)。最後はデザイナーさんから手づくりの表彰状をもらって、楽しい一日が終わりました。