ヤマハの未利用材でものづくり:イベントレポート2
2023年11月9日(木)と12日(日)に開催したヤマハの未利用材でものづくりのイベントレポート
イベント情報
開催日 | 2023年11月9日(木)、12日(日) |
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会場 | 「地球を笑顔にする広場 2023秋」@赤坂サカス広場 |
イベント/コース | ヤマハの未利用材でものづくり |
イベントレポート
幅広い世代がSDGsについて体験しながら楽しく学べるイベント「地球を笑顔にする広場 2023秋」(TBS主催)の一環として当社も出展し、2023年11月9日(木)と12日(日)にお子さんを対象にしたワークショップ「ヤマハの未利用材でものづくり」を開催しました。
ものづくりの楽しさを体験しながら、自然に環境意識も育まれるワークショップとして、今回は、バイクのクラッチプレートをつくる過程で生まれる金属を活用してミニシンバルをつくりました。
9日は、ぽかぽか陽気に恵まれ、校外学習として港区の小学校の児童が主に参加してくれました。12日は、冷たい雨がぱらつくあいにくの天候でしたが、20組ほどの親子に体験いただきました。ミニシンバルに使われる未利用材が、どこから生まれるのかをわかりやすくお伝えしようと、テント内にはバイク(インドなどでスポーティな車両として人気の「FZ-S」)を持ち込んで展示。隣のテーブルでは、音楽のヤマハ株式会社さんが木で出来ている楽器を製造するときに使われなかった木材を用いて、カスタネットづくりを行いました。
ミニシンバルづくりでは、まず部材となる金属プレートが、バイクのどの部分に使われている未利用材であるかを説明します。
次に、真ん中にヒモを通すタイプか、上部に革ベルトを通すか、出来上がりのタイプを決めます。
続いて、バイクや雪の結晶、ピアノといったデザインから、好みの型紙(ステンシルシート)とミニシンバルを吊るすヒモや革ベルトの色を選びます。
あとは金属プレートの上に型紙を載せてテープで固定し、好きな色を付けていくだけです。一度塗った上からラメの絵の具を重ねたり、絵の具を掛け合わせて好きな色をつくったり、パーツごとに色を変えたり、グラデーションしたり。思い思いに描き上げていきます。
色を塗るのにみなさん真剣な表情です。ポンポンとスポンジで色を重ねていくのですが、このスポンジも当社の製品の1つである、ボートのシートをつくる過程で生まれた未利用材だったりします。 中には型紙を使わず、「最初からオリジナルで行く!」とお絵かきをはじめるお子さんも。自由な発想とカラーリングで金属プレートが彩られていきます。
バイクに親しみを持ち、私たちの会社のことも知ってもらえればと、親子で一緒に楽しんでいただいたのですが、中には「子どもは大雑把だけれど、このような細かいことは私の方が大好き♡」とお子さんよりも真剣に取り組むお母さんの姿も見受けられました。
型紙を外し絵の具が乾いたら、最後にヒモや革ベルトを通して出来上がり。吊るす用の革ベルトも実はボートのシートの使われなかった部分を活用したものです。
完成したら、早速たたきたくなりますよね。みなさんに素敵な音色を聴かせていただきました。 出来上がったミニシンバルを前に「キレイに色づけできて満足」「未利用材から、少しアレンジしただけでこのようなキレイなものが出来上がるなんて驚き!」「バイクをつくる過程で出た使わない部分から、楽器が出来るなんて、ステキ」「出来上がったものだけを見ると、これが未利用材だって言うことにびっくり!有効活用できて面白いですね」など、みなさんから感激のコメントをいただきました。
実車の展示も好評でした。希望される方には、バイクにまたがって記念撮影。 「娘はバイクが大好きなんです。バイク屋さんの前を通ると“大きくなったら私が乗るバイクの後ろにママを乗せてあげる”と言うくらい」という親子も。
会場内のステージではピアノタレント・まなまるさんによる「“リユース楽器”みんなでセッション!」が行われ、佐々木舞音アナウンサーの司会進行のもとミニシンバルの材料がどこから生まれているかのクイズが出されるなど、大いに盛り上がりました。
バイクとSDGsとものづくりを一度に体感いただくワークショップとして、みなさんに楽しんでいただく機会となったようです。当社では、楽器にとどまらずつくるアイテムを変更し、未利用材を活用してものをつくるワークショップを今後も開催していく予定です。
参加者コメント
- 小学生4年:絵の具をポンポン叩いて色付けするのが楽しかったです。家に飾ります。
- 保護者:もともと工作が好きだし、ピアノも習っているので、ミニシンバル作りに興味があって、参加しました。バイクの未利用材を使って楽器が出来るなんて、子どもにとって物を大切に使う勉強にもなると思います。作っている横で見ていても、すごく楽しそうで体験して良かったです。
- 小学1年生:楽しかった!バイクがカッコイイ!
- 保護者:未利用材を利用して子どもが楽しめるいい試みだと思います。バイクのパーツから楽器ができるというのも驚きですね。
- 幼稚園教諭:SDGsを体験できるようなものを探しており、偶然通りかかり参加しました。 老人施設にも出入りしているのですが、幼稚園児や施設利用者さんが体験できる活動のヒントをもらえた気がします。バイクには縁がなかったですが、未利用材を用いてこんなに素晴らしいものが出来るのだと感心しました。
- 小学1年生&2年生:色を塗るところがとても楽しかったです。絵の具がなかなか乾かなくて、少しベタベタしたので塗るのが難しかったのですが、上手に、きれいに出来上がったのでとても嬉しい。
- 保護者:未利用材とは思えないような、形がかわいいですし、実際に音が鳴るところがいいですね。