おもしろエンジンラボ:イベントレポート7
2022年7月29日、30日にパシフィコ横浜にて開催したキッズエンジニア2022のイベントレポート
イベント情報
開催日 | 2022年7月29日(金)、30日(土) |
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会場 | パシフィコ横浜 |
イベント/コース | キッズエンジニア2022 |
イベントレポート
7月29日(土)・30日(日)にパシフィコ横浜で行われた「キッズエンジニア2022」にて、当社のボランティアグループ「おもしろエンジンラボ」が「ウィンドカーを作ってコースで走らせてみよう!」と題したウィンドカー工作教室を開催。2日間で6回実施し、総勢60組120名の子どもと保護者にご参加いただきました。
「キッズエンジニア」は、昨今の少子化や若年層のものづくり離れにより、将来の日本のものづくりを担う優秀な技術者の不足が懸念されていることから、次世代を担う子どもたちにものづくりの楽しさを体験してもらい、技術者になる夢を持ってもらおうと、公益社団法人自動車技術会が2008年より小学生を対象に開催している体験型学習イベントです。コロナ禍の影響によりリアルな会場での開催は3年ぶりでした。
動画を見ながら30分ほどでウインドカーを組み立てる
まずはタブレットで作り方の動画を見ながら、30分ほどかけてウィンドカーを組み立てます。ニッパーや金槌を触るのも使うのも初めてという子どもが多く、最初はおっかなびっくり手にしていましたが、スタッフのアドバイスやサポートもあって、ニッパーでパーツを切り離したり、プロペラやプーリーをシャフトに金槌で打ち込んだりと、気づけば上手に使いこなしていました。
専用コースでタイムを計測
ウインドカーを組み立てたら、風洞になっている専用コースで早速走らせ、タイムを計測。その数値をメモし、さらに速く走らせるにするにはどうしたらいいか、スタッフと一緒に考えます。タイヤの大きさやプロペラの枚数、シャフトの長さにゴムの本数などを変えてみては、再度タイム計測。何度も改良と計測を繰り返しました。変更が功を奏してタイムアップすることもあれば、逆に工夫すればするほど遅くなってしまうこともあり、子どもたちはあれこれ試すことに夢中でした。
ウインドカーの仕組みを理解し、どの部分をどう変更すると速く走るか、スタッフと一緒に考える
今回の「ウインドカー工作教室」は、当社の社内有志とOBからなる「おもしろエンジンラボ」が協力しました。「おもしろエンジンラボ」は、子どもたちに本物の機械と触れ合ってもらい、実際に作って、試して、失敗し、遊ぶことを通して、機械やものづくりの夢や楽しさを知ってもらうことを目的に、「ウインドカー工作教室」や「エンジン分解組立教室」などの体験教室を2002年からスタート。これまでに約1万4000組※の親子がものづくりを体験しています。
※おもしろエンジンラボが行う「エンジン分解組立教室」と「ウインドカー工作教室」の合計
参加者の声
- 小学1年生:「トンカチとか初めて使いました。重かった。力の入れ方とかむずかしかったけど、すごく楽しかった。何度かいろんなところを変えてタイムを良くしようとしたけれど、そのたびにおそくなってしまいました。でも色々試してみたことは、おもしろかったです」
- 保護者:「小学校1年生でも参加できるプログラムでしたし、作ったものを持ち帰ることができるので、ウインドカー工作教室に参加しました。久しぶりの体験型イベントに子どもだけでなく私自身も楽しんでしまいました」
- 小学1年生:「自分が作ったものを動かすことが楽しかった。何度もテストしたことも面白かった」
- 保護者:「久しぶりのイベント参加で、子どもが楽しんでいる姿に大満足です。手を動かしてものを組み立てる、つくること自体とてもいい経験でしたし、何よりさらにそこから色々と考えて工夫し、試行錯誤できたことが、すごくいい体験でした」
- 小学1年生:「楽しかった。初めてハンマーを使った。なおすたびに速くなるのが、おもしろかった。ママと一緒につくることができてよかった」
- 保護者:「子どもは手先が器用で、粘土いじりなど、細かい作業が好きなんです。初めて工具を使いましたが、DVDを見ながらゆっくり作業できましたし、スタッフの方が丁寧に教えてくれたのが良かったですね」
参加した子どもたち異口同音にエンジンの“ブルブル”が楽しいとコメント
なお、ウィンドカー工作教室近くの屋外スペースでは、YRA(ヤマハライディングアカデミー)事務局が、模型やカットエンジンで仕組みを学び、その後キッズバイクのエンジンをかけてみるプログラムを行いました。