ボートふしぎ発見教室:イベントレポート19
2025年8月20日にコミュニケーションプラザにて開催したボートふしぎ発見教室のイベントレポート
イベント情報
開催日 | 2025年8月20日(水) |
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会場 | コミュニケーションプラザ(静岡磐田) |
イベント/コース | ボートふしぎ発見教室 |
イベントレポート
7月末に続き、当社の企業ミュージアム、コミュニケーションプラザで「夏休み親子ものづくり教室」の2回目が8月末に実施され、その一環として「ボートふしぎ発見教室」も開催しました。夏休みも終盤ということもあり、こんがりと日焼けした子どもたちとその保護者の皆さん合計17組20名に参加していただきました。
この「ボートふしぎ発見教室」は、ボートが水に浮かぶ浮力と安定して浮かぶための重心について学習した上で、形など自分の中にあるアイディアを使ってボートを製作してもらいます。
さらに仲間たちと競い合い、その結果をもとに自分で、または保護者と協力しながら新しいアイディアを加えて、タイム・順位アップを目指します。そのプロセスを通じて「モノづくり」の楽しさや難しさを感じてもらいながら、さらにタイムや順位で自らの成果・成長を確認することができる体験です。
今回は、午前と午後の2回実施しましたが、参加してくれた子どもたち、ご家族に感想などを聞いていますので、ご紹介します。
参加した子どもたちの感想
- 小学1年生・男子 2つボートを作りました。1回目は1位で、2回目はもっと速くなるように船の前の部分の形を変えたら今度は4位となりました。とっても楽しいけど、作るのは難しい〜!
- 小学1年生・女子 ボートのことをいろいろと知ることができて楽しかったです。私はレースの時、ボートの後ろに重りを二つ乗せるので、ボートの前にテープで重りを作りました。それでボートが安定して速く走ってくれました!」
- 小学2年生・男子 お父さんに連れてこられたんだけど、僕が考えて船の前の部分をななめにして工夫したボードが3回も勝ちました。自分たちで作ったボードで勝てたので楽しかったです!
- 小学2年生・女子 「最初は“やってみるしかいない!”と思って作りました。ボートの前の部分を丸っこくしたり、テープを貼りすぎると重くなるからあまり貼らないようにしました。ボートを走らせて1位になってめっちゃうれしかったし、ボートを作るのはめっちゃ楽しかったです! お父さんがもう一度行こうと言ってくれたら絶対に行きたい!」
- 小学4年生・男子 簡単に作れると思っていましたが、浸水したり、水に浮かべた時のバランスとかとても難しかったです。今回は4つ作りましたが、少しずつ細くしていって、勝てなかったけどドンドン速くなりました。こういうボートを作ったことがなかったので本当に楽しかったです。またやりたいです。
- 小学6年生・男子 水が入ってこないようにテープを貼るところとか思ったより難しかったけど、楽しかったです。形もいろいろ考えて、メチャクチャ細くしたら速くなるかなと思ったけどあんまり速くなりませんでした。少し太い方が良かったし、それで一回優勝しました。また来たいです!
- 小学6年生・男子 いくつか作ったのですが、長さ、細さなど形を変えてみたり、効果があるかわらなかったけど、安定するようにボートの底に羽をつけたりしました。競争ではビリと5位と2位と少しずつ良くなっていったことが嬉しかったです。
コメントの通り、年齢・性別に限らず、子どもたちは皆、ボート作りに集中。それぞれが見たこと、聞いたこと、感じたことを踏まえて考えて、自分のアイディアを加えながらボートを改良していく姿が、会場には溢れていました。







参加した保護者の感想
- 「一個作って終わりというイベントが多い中、時間がたっぷりあって何回でも試せるというところがとても良いですね。大人だと変更することを躊躇しがちですが、子どもは大胆に変えていくから、見ていてとても面白いですし、普段は何か作っても完成したのかもわかないまま終わりですが、ここではちゃんとできているかを検査してくれて、完成した船で競い合って、負ければ“どこを改良しようか?”と考え、目の色を変え、最後まで意欲を持って取り組んでいました」
- 「夏休みの思い出づくりで参加しました。とてもイキイキしているし、最初に浮力や重心の話を聞いたところもあって、作る時にいろいろと考えていましたね。学校の勉強よりも自分の頭でじっくり考えている感じがあってすごくいい経験になったと思いますし、私自身も勝負事として一緒に集中しました。またコミュニケーションプラザで開催されているので見学もできるし、家族全員で楽しむことができました」
- 「家ではここまでのことはできないですし、知らないことを知ることができるのはありがたい限りです。子どもたちの発想力と飲み込みはとてもすごいなと感じました。私もずっとやっていたいなと思いましたし、また来たいと言ってくれているので、ボートふしぎ発見教室とともに親子デザイン教室とか、他のイベントにも参加してみたいです」
- 「子どもには将来はモノづくりに携わって欲しいという気持ちもあり参加しました。最初は乗り気ではなかったのですが、ボートを作ってみると“楽しい”と言ってくれ、連れてきてよかったなと思います」
- 「子どもに経験を増やしてほしいと思って応募しました。本当に楽しそうにやっていて、一回目に優勝して本人も興奮して喜んでくれ、来てよかったなと思います。楽しんでもらえることが一番ですが、なんでボートが浮いているのかということを体感とセットで知識として蓄えられ、ボートを通じていろんな知識が増えるというのが大きかったですね」
- 「子どもたちにいろんな体験をさせてあげたいと思って、ボートも今回で2回目ですが、デザイン教室やペットボトルアートなどのイベントにも参加しています。その効果なのか自宅で工作をする際に工夫している姿を見ることができるなど、いろんなことに興味を持ってくれ、改めて体験の大切さを感じています」
保護者の皆さんも一緒になって楽しみながら、子どもたちの楽しそうな姿、そしてイベントの中で見せる集中力や想像力、そして変化していく姿を目の当たりできる、とても良い機会になったようです。






