倒壊家屋などの下敷きになって長時間体を挟まれた人が、救出後に突然容態が悪化し亡くなってしまうのがクラッシュ症候群です。「2時間以上挟まれている/尿に血が混ざる/圧迫部位が腫れている・感覚がない」のであれば、むやみに助け出すのは危険です。
- 早急にレスキュー隊と救急隊を呼ぶ。
- 倒壊物や体を動かさず挟まっている状態のまま、飲める範囲で大量(1ℓ以上)の水を飲ませ、血中毒素の濃度をさげる。
(*救助がなかなか来ない場合は、)挟まれた部位より心臓に近い、腕や足の付け根を幅3㎝以上の布で縛る。始めた時間を布や体にメモし、30分に一度は4~5分間布を緩め、血流を補う。
- 救助後、直ちに血液透析ができる災害拠点病院などへ搬送する。
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