原爆投下後の焼野原となった広島からデザイン活動を始め、ヤマハバイクのデザインやあの醤油瓶のデザインを生んだ日本デザイン界の巨匠でありGKデザイングループの故・榮久庵憲司氏。彼は『自利利他』(悟りを開くために修行すること、他人の救済のために尽くすことの2つを共に行うこと)の思想を説きました。自分さえよければ他人はどうなってもよい「我利我利(ガリガリ)」や、自らの危険を顧みない「自己犠牲」でもなく、他も利すれば自らも利する「自利利他」こそ、いざという時に使える美意識であり、これからの世界で重要になるのではないでしょうか。
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