「第54回フランス・オリンピックウィーク」磯崎/関はメダルレースへ進出
2023年4月22日から29日まで、フランスのイエールで「第54回フランス・オリンピックウィーク」が開催されました。
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2023年4月22日から29日まで、フランスのイエールで「第54回フランス・オリンピックウィーク」が開催されました。アルプス山脈から南仏に吹き降ろすミストラル(北風の強風)が吹くことで知られる本大会に、世界から66カ国/約900人のセーラーがエントリーしました。
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開催地のイエールは南仏コートダジュールのリゾート地であり、セーラーだけでなく多くの観光客が訪れます。大会会場はヨットレースだけでなく、子供達が自由に遊べる水辺の遊具、エキシビションがおこなわれ、毎日たくさんの観光客でにぎわっていました。
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4月上旬にスペインで開催されたプリンセスソフィア杯を終えたヤマハチームは、それぞれの課題を持ってフランス・オリンピックウィークに挑みました。出場する世界のトップ選手の顔ぶれは、プリンセスソフィア杯とほぼ変わらず。5月に開催されるヨーロッパ選手権(日本ナショナルチーム選考)前のトレーニングレガッタとして最適です。
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大会は初日からこの地域特有のミストラルが吹き荒れ、選手たちは疲労がたまるレース内容となりました。こうしたタフなレースでは、強風に耐えられる練習量の豊富な選手が上位にあがってきます。
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髙山大智/盛田冬華は初日8位につける好発進を見せました。レガッタ序盤を上位グループで折り返しましたが、風が一気に弱くなった後半戦で成績が安定しません。髙山/盛田は18位で大会を終えました。
「上マークへ向かうときに順位を落としてしまうことが私たちの課題でした。事前練習では上マークへのアプローチを集中的に練習して挑みました。練習の成果はあらわれていて、良い順位をキープでき、手応えを感じることができました。これから細かい部分の精度をあげていければもっと成長できると考えています」(盛田冬華)
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磯崎哲也/関友里恵は、後半戦に入って大きく成績を伸ばしました。決勝シリーズ最終日には、得意とする軽風でスタートから飛び出し上マークをトップで回航、レースを支配する形でトップフィニッシュを決めました。礒崎/関は日本チームで唯一メダルレースへ出場して総合9位となりました。
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「この大会はコンディションもいろいろあり、学びの多い大会になりました。個人的にはメンタルの部分、準備や基本動作を意識していて、最後まで『ベストを尽くす』という気持ちで挑みました。チームのムードは良く、話し合いもできています」(関友里恵)
ヤマハチームはフランスを後にし、イタリア・サンレモで開催されるヨーロッパ選手権へと向かいます。