新チームで臨んだ全日本選手権は4位
2020年11月11日から15日にかけて、神奈川県の江ノ島ヨットハーバーにおいて「2020年第49回全日本470級ヨット選手権大会」が開催され、ヤマハセーリングチームの髙山大智/盛田冬華ペアが出場。総合4位の成績を獲得しました。
2020年11月11日から15日にかけて、神奈川県の江ノ島ヨットハーバーにおいて「2020年第49回全日本470級ヨット選手権大会」が開催され、ヤマハセーリングチームの髙山大智/盛田冬華ペアが出場。総合4位の成績を獲得しました。
今大会はチームを結成したばかりの髙山/盛田にとって、初のビッグレガッタ。失うものもなく、楽な気持ちでチャレンジできたようです。とはいえ、世界ランキングの上位セーラーが3チーム、さらにこれまでの全日本選手権では常に好成績を残してきた女子チームなど、強豪セーラーが揃って参加したことから、現在の実力を把握する上でも絶好の大会となりました。
初日の計測を終え、12日から始まった大会は、14日までの間に全11レースによる予選が実施されました。これまでの髙山にとって比較的苦手ともいえる軽風中心のコンディションでしたが、そうした中でも総合4位で、上位10チームによるメダルレースへの出場権を獲得します。
最終日に行われたメダルレースにおいても、軽風というコンディションでしたが髙山/盛田は崩れることなく安定したレースを見せ、結果、総合4位という成績で大会を終えました。
今大会は楽な気持ちでレースに臨めたという髙山は「4位という成績は、今の僕たちにとっては上出来だと思っています。相手はみんな世界ランキング上位のセーラーでしたし、総合では4位でも、一つ一つのレースでは対等以上に走れました」と満足そうにレースを振り返ります。
一方、クルーの盛田は、全日本選手権はこれまでにも経験してきたものの、世界ランキング上位チームに混ざってのメダルレースへの出場は初めて。
「実はものすごく緊張していたのですが、2レースを通して(今大会は変則的にメダルレースを2レース実施)ミスなく走りきることができました。ほっとしていますし、自信にもなりました」(盛田)
髙山もミスのなかった盛田を評価しながら「4位という成績は、今の僕たちにとっては上出来だと思っています。相手はみんな世界ランキング上位のセーラーでしたし、(総合では4位でも)一つ一つのレースでは対等以上に走ることもできました」と満足そうにレースを振り返ります。
髙山/盛田にとって、今後は一つでも多くのレース経験を積んでいきたいところですが、新型コロナウィルスの影響でそれが思うようにできない状況が続きます。それでも、来年3月にポルトガルで予定されている世界選手権に向け、着実にトレーニングを重ねていきます。
(Photo by Manabu Taki)