JSAF(日本セーリング連盟)主催の座間味合宿に参加
2018年2月6日から23日まで、沖縄県座間味村で行われた「470級強化合宿」に、YAMAHA Sailing Team 'Revs'の神木 聖/疋田大晟、宇田川真乃/工藤彩乃が参加しました。
2018年2月6日から23日まで、沖縄県座間味村で行われた「470級強化合宿」に、YAMAHA Sailing Team 'Revs'の神木 聖/疋田大晟、宇田川真乃/工藤彩乃が参加しました。
470級強化合宿は、2020年東京五輪、またはそれ以降のオリンピックでのメダル獲得に向け、日本セーリング連盟・オリンピック強化委員会が主催する強化合宿です。この合宿に、日本ナショナルチーム、強化指定選手、次世代強化選手、さらに海外からシンガポールチームなど合計11チームが参加しました。
座間味は、沖縄・那覇から40キロ離れた慶良間諸島にある人口500人程度の小さな島です。2月とはいえ日中20度を超える温暖な気候で、島のまわりでは地形によって軽風から強風までのコンディションを選べます。選手のケガを予防し、目的に応じたトレーニングができる利点があり、2015年から日本セーリングチームの冬季練習の拠点となっています。
オリンピックでメダルを獲得するという高い目標があるだけに、参加選手にはきびしく高いハードルが求められます。海上でおこなうセーリング練習はもちろん、専属トレーナーがメニューを作る陸上トレーニングも重要で、世界で勝つための身体づくりがおこなわれます。
この合宿では、ランニングやマシントレーニングだけでなく、選手の動作に合わせたメニューが特徴で、腹筋しながらロープを引き込む反復動作や、負荷を掛けながらクルーがバランスを取るためのトレーニングなどセーリング特有の陸上トレーニングが行われました。
毎日約4時間おこなわれる海上練習では、五輪代表を狙うライバルと直接練習するため、練習中でも緊張感が漂います。ひとつのアクションでもミスをすると追い抜かれるため、1秒でも無駄にできないという選手の必死さが伝わってきました。
「昨年11月に右足首を手術して、しばらくリハビリが続いていました。手術後、本格的にセーリングするのはこの合宿がはじめてです。いまは、まず自分の感覚を取り戻すのが第一と考えています。座間味は、風、波が素晴らしく、陸上トレーニングでもトレーナーが付いてくれるので、良い環境で練習できました」(神木 聖)
「毎日2人で会話することで、いろいろな収穫がありました。また、大人数で合宿するので、競争意識が持ちやすく、そのなかで相手に勝つためにどうしたら良いかを考えて行動でき、良い経験になりました。これから今年の目標大会に照準をあわせて、トレーニングしていきたいと思います」(疋田大晟)
また、女子チームの宇田川真乃と、3月から正式加入となる工藤彩乃は、パワフルな男子と合同練習する中で大きな刺激を得ていました。志を同じく世界を目指すライバルとトレーニングする470強化合宿で、YAMAHA Sailing Team'Revs'は確実に成長しています。