レベルの高まるワールドカップマイアミ大会に高山、宇田川ら2チームが挑戦
1月23から28日にかけて開催された「2018年ワールドカップ」マイアミ大会に、男子は高山大智/今村公彦、女子は宇田川真乃/関 友里恵が出場しました。
1月23から28日にかけて、アメリカ・フロリダ州マイアミで「2018年ワールドカップ」の第2戦となるマイアミ大会が開催されました。2020年東京オリンピックが2年後に迫り、世界のセーラーは急成長しています。さらに今年の夏にデンマークで開催される世界選手権から、各国が目標とする東京五輪の出場国選考が始まることもあり、トップセーラーの活動は本格化してきました。この大会にも50カ国から約500名のセーラーが出場し、大会のレベルを引き上げていました。
この冬にオーストラリアと沖縄・座間味に分かれて長期トレーニングを実施したYAMAHA Sailing Team 'Revs'からは、男子に高山大智/今村公彦、女子に宇田川真乃/関 友里恵が出場しました。
大会は微軽風から強風まで緩急あるコンディションとなりました。最終成績は、高山/今村が12位、宇田川/関が17位。両チームとも決勝メダルレース進出を逃しましたが、この冬に集中しておこなったトレーニングの成果を確認できる、実りある戦いを繰り広げました。
「この冬は、強風セーリングに重点を置いて練習しました。この大会を振り返ると、強風では以前よりも良い走りができたと思います。ただ、マークへ向かうアプローチでミスしたり、スタートでリコール(フライング)してしまったり、これから細かい部分を修正していきたい」(宇田川真乃)
「自分たちが課題にしているのは、スタートと軽風時のスピード、タクティクス。(大会2日目までの)軽風レースで6位につけられたのはチームの収穫です。強風では、他の国のレベルがあがっているのを感じました。強風セーリングも改善していきたいと思います」(今村公彦)
YAMAHA Sailing Team 'Revs'は、マイアミ大会でライバル選手の実力を再確認。これからチームは再びトレーニング期間に入り、3月スペインから始まる欧州遠征に備えます。