日本で初開催・セーリングワールドカップ愛知・蒲郡大会
2017年10月16日から22日、「セーリングワールドカップ愛知・蒲郡大会」が開催されました。YAMAHA Sailing Team‘Revs’からは全選手、3チームが参加。470級で凌ぎを削る国内のライバルチームのほか、世界の強豪セーラーと熱戦を繰り広げました。
2017年10月16日から22日、「セーリングワールドカップ愛知・蒲郡大会」が開催されました。セーリングワールドカップは、ワールドセーリング(国際セーリング連盟)の主催による、世界を転戦しながら1年間に4大会行われるオリンピック種目のシリーズレガッタです。今大会は2018年度の初戦として開催されるもので、日本では初の開催。39カ国/地域から280名以上の選手が参加しました。
YAMAHA Sailing Team ‘Revs’からは全選手、3チームが参加。470級で凌ぎを削る国内のライバルチームのほか、世界の強豪セーラーと熱戦を繰り広げました。
大会期間中は秋雨前線の影響で毎日雨が降り、軽風中心。また全日程を通して待機時間が長く、1レースも行われなかった日もあり、セーラーにとってはメンタルも試される大会となりました。
その中で特に気を吐いたのが高山大智・今村公彦のペア。苦手な軽風域のレースでも大崩れすること無く上位に食らいつき、風の上がり始めた予選の最終レースではトップフィニッシュ。メダルレースは台風の影響で中止になりましたが、最後までメダルの狙える位置をキープしました。
「6位という成績でしたけれど、数字ほど悪い結果だと思っていないんです。苦手な風でも上手くまとめて、得意の風ではトップもとりました。中止になってしまいましたがメダルレースまでいけば負ける気はしなかった」(高山大智選手)
今大会、男子470級の優勝は、ヤマハの契約セーラー、マシュー・ベルチャー/ウィル・ライアン組。その走りは圧巻でした。神木/疋田のペアは実力を発揮しきれず17位。全日本で優勝した女子の宇田川/関は13位という成績でした。