2009年
ヤマハが2009年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
ロッシが2連覇 ヤマハは2年連続三冠に輝く
全17レースでヤマハが10勝
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使用タイヤ銘柄を一社(ブリヂストン)に限定する新規則となった。エンジン使用制限も取り入れられ第11戦チェコ以降シーズン終了までの7戦で各選手が使用できるエンジンは5基に限定された。ヤマハチームは前年同様、フィアットヤマハチームからV・ロッシとJ・ロレンソ、モンスターヤマハテック3からC・エドワーズとJ・トーズランドが参戦。ロッシは第16戦マレーシアで最終戦を待たずしてチャンピオンを決定。自身最高峰クラスで7回目、ヤマハで4回目のタイトル獲得となった。ロレンソはランキング2位、エドワーズが゙5位、トーズランドは12位だった。また前年に続きヤマハは三冠を達成。全17戦中、ロッシ、ロレンソのふたりで10勝を飾った。
開幕戦カタールは、突然の豪雨に見舞われ22時間遅れの月曜日午後9時のスタート。ここではC・ストーナー(ドゥかティ)が優勝するが、ロッシ2位、ロレンソ3位、エドワーズ4位とヤマハ勢は順調な滑り出し。第2戦日本ではロレンソが優勝、ロッシが2位となりチームでのワンツー。第3戦スペインでは、ロッシがシリーズ初優勝。第4戦フランスは「フラッグ・ツゥ・フラッグ」レースとなったが、序盤から路面が乾き始めスリックタイヤ装着車への乗り換えタイミングが鍵となる。ロレンソは乾き始めた路面でもウエットタイヤで力走、中盤にドライ車に変更するという作戦でシーズン2勝目。またもウエットレースとなった次のイタリアではサイティングラップで転倒後、ピットスタートとなったロレンソが挽回して2位、ロッシも3位と2人で表彰台に登った。
中盤の第6戦カタルニアでも、ロッシとロレンソはチームメイト同士の接近戦を披露。最終ラップの最終コーナーでロッシが前に出てワンツーフィニッシュ。続くオランダでは、順番を入れ替えロレンソ、ロッシのワンツー。ラグナセカでは、ロッシ2位、ロレンソ3位。好調の2人はその後もシリーズを牽引。第9戦ドイツでもシーズン4度目のチームのワンツーとなる。続くチェコではロッシが優勝、ロレンソはノーポイント。次のインディアナポリスでは今度はロレンソがシーズン3勝目を飾り、2人のポイント差は25点と詰り、終盤を迎えてチームメイト同士のタイトル争いが混沌としていく。再び欧州に戻った第13戦サンマリノ、ロッシ・ロレンソの順でゴールしてシリーズ5度目のワンツー。続くポルトガルではロレンソに軍配があがりロッシは4位。この段階でチームタイトルを決定。
残り3戦となったオーストラリアでは、ロッシが2位、ロレンソが転倒リタイアしたためポイント差は38点に広がり、次のマレーシアでのタイトル決定の可能性が濃厚となる。そのマレーシアは、開始直後ロッシはブレーキではらみ10番手まで後退するも驚異的な挽回を見せて3位でゴール、2年連続、自身9度目のチャンピオンを決めた。最終戦でもロッシが2位、ロレンソが3位でゴール、ヤマハのコンストラクタータイトルを決めた。またこの最終戦では翌年MotoGPへの参戦が決まっているB・スピースが参加し7位となった。
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Cate. Rider Machine MotoGP Valentino Rossi YZR-M1(0WS8) MotoGP Jorge Lorenzo YZR-M1(0WS8) MotoGP Colin Edwards YZR-M1(0WS8) MotoGP James Toseland YZR-M1(0WS8)
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 MotoGP V. Rossi Yamaha 306 2 MotoGP J. Lorenzo Yamaha 261 3 MotoGP D. Pedrosa Honda 234 4 MotoGP C. Stoner Ducati 220 5 MotoGP C. Edwards Yamaha 161 6 MotoGP A. Dovizioso Honda 160 14 MotoGP J. Toseland Yamaha 92 20 MotoGP B. Spies Yamaha 9
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Pos. Constructor Point 1 Yamaha 386 2 Honda 297 3 Ducati 272 4 Suzuki 133 5 Kawasaki 108