2005年
ヤマハが2005年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
ヤマハ三冠タイトルを獲得
ロッシがV2達成、ヤマハ三冠タイトルに輝く
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ヤマハ創業50周年の2005年、V・ロッシは全17戦中11勝を飾り2年連続チャンピオンを獲得した。加えてチームタイトル、コンストラクターズタイトルもヤマハが獲得、三冠を達成した。とくにウエットの中国やイギリスでのロッシの優勝は、様々な環境下での選手とマシンの戦闘力の高さを示した。この年ヤマハに復帰したC・エドワーズは、MotoGPでただ1人シーズン全戦でポイントを獲得してランキング8位、新加入のT・エリアスが10位、R・チャウスが15位だった。
中国GP、トルコGPが初めて日程に組まれ、アメリカGPも11年ぶりに復活。開幕戦スペインでのロッシは、ポール発進。決勝でも従来のタイムを2秒短縮する走りで、終盤S・ジベルナウ(ホンダ)をパスして8秒差で優勝。雨で中断された第2戦ポルトガルでは2位、初開催となった中国はまたも雨のレースとなったが、終盤にトップに浮上し2勝目、ランキングをリードした。さらに続くフランス、イタリア、カタロニアでも怒涛の連勝、2位のM・メランドリ(ホンダ)との差を58ポイントに拡大した。第7戦オランダでも優勝、これはヤマハにとって初の最高峰5連勝。アメリカGPでは、ロッシとエドワーズが鮮やかなUSインターカラーのYZR-M1で出場。N・ヘイデン(ホンダ)に優勝は譲ったが、エドワーズが2位、ロッシは3位となる。
出走21台中10台がリタイアする雨のサバイバルとなった第9戦イギリスでロッシは7勝目。さらに10戦目のドイツと続くチェコでも連勝。そこまでの11戦で9勝という圧倒的な強さをみせた。そして2位以内でゴールすればタイトルが決まるポイント差で迎えた第12戦日本GPだったが、ロッシはこの年初のリタイアに終る。しかし続く13戦マレーシアでは2位となり残り4戦を残しチャンピオンを決めた。タイトル決定後もロッシは、優勝・優勝・2位・3位とチャンピオンの貫禄を見せつけた。とりわけ最終戦のバレンシアGPでは、ロッシとエドワーズは往年のヤマハファクトリーマシンを彷彿させるスピードブロックの鮮やかなマシンで出場し、ロッシは3位、エドワーズは8位でゴールしてシーズンを締めくくった。
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Cate. Rider Machine MotoGP Valentino Rossi YZR-M1(0WP4) MotoGP Colin Edwards YZR-M1(0WP4) MotoGP Ruben Xaus YZR-M1(0WP4) MotoGP Toni Elias YZR-M1(0WP4)
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 MotoGP V. Rossi Yamaha 367 2 MotoGP M. Melandri Honda 220 3 MotoGP N. Hayden Honda 206 4 MotoGP C. Edwards Yamaha 179 5 MotoGP M. Biaggi Honda 173 6 MotoGP L. Capirossi Ducati 157 12 MotoGP T. Elias Yamaha 74 16 MotoGP R. Xaus Yamaha 52
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Pos. Constructor Point 1 Yamaha 381 2 Honda 341 3 Ducati 202 4 Kawasaki 126 5 Suzuki 100 6 Blata 13