2003年
ヤマハが2003年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
YZR-M1、6台投入するも未勝利
バロスがフランスGPで3位
-
-
4ストロークと2ストローク混走年を経て、2003年は出場車両の大半が4ストロークとなり事実上のMotoGP元年となった。ヤマハはこの年4ストロークのYZR-M1のみを投入。C・チェカ、M・メランドリ、A・バロス、O・ジャック、中野真矢、阿部典史(スポット)の6名が参戦。バロスは怪我に悩まされ第4戦フランスGPの3位が最高成績でランキング9位に終わる。チェカはランキング7位、中野は10位。YZR-M1ライダーはこの年、未勝利に終った。
YZR-M1を駆りこの年唯一表彰台を獲得したのがバロスだった。開幕戦で転倒負傷し出鼻をくじかれ、その後も怪我に悩まされ万全の体調で臨めたレースは殆どなかったが、第4戦フランスGPでは雨でレースが中断される難しい状況下で3位を獲得。そのほか5位2回、6位2回などを得るが、結局実力を発揮でないままシーズンを終えた。
チェカは開幕戦9位、第2戦10位に留まり、3戦・4戦はマシントラブルや転倒でノーポイント。中盤に入った第6戦カタロニアではコンマ5秒差で表彰台を逃し4位、雨のオランダでも4位。そして第10戦チェコでもシーズン3度目の4位を獲得した。しかし3レースでのノーポイントが響きランキング7位で終った。
中野は第5戦、第6戦と連続で5位となり、これがシーズン最高成績となった。その他7位2回、8位3回など着実にポイントを獲得。ノーポイントは最終戦の1回だけで、ヤマハ選手としては最も安定した戦いぶりで、終わってみればバロスと同ポイント数を稼いだ。チームメイトのジャックは4位を最高に5位1回、6位1回などでランキング12位。転倒リタイアや負傷欠場が影響した。前年の250ccチャンピオンでこの年からヤマハに加わったメランドリは、前半怪我での欠場や、慣れないマシンに苦労しノーポイントが続いたが、後半は安定感を増し上位争いに加わる健闘を見せた。第13戦パシフィックGPではシーズン最高の5位に入ると、勢いにのって第15戦オーストラリアではトップにたってレースを牽引、結局転倒に終るが次への期待が集まった。なお阿部はスポット参戦の5レースでポイントを得てランキング16位だった
-
Cate. Rider Machine MotoGP Carlos Checa YZR-M1(0WN3) MotoGP Marco Melandri YZR-M1(0WN3) MotoGP Alex Barros YZR-M1(0WN3) MotoGP Olivier Jacque YZR-M1(0WN3) MotoGP 中野真矢 YZR-M1(0WN3)
-
Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 MotoGP V. Rossi Honda 357 2 MotoGP S. Gibernau Honda 277 3 MotoGP M. Biaggi Honda 228 4 MotoGP L. Capirossi Ducati 117 5 MotoGP N. Hayden Honda 130 6 MotoGP T. Bayliss Ducati 128 7 MotoGP C. Checa Yamaha 123 9 MotoGP A. Barros Yamaha 101 10 MotoGP 中野真矢 Yamaha 101 12 MotoGP O. Jacque Yamaha 71 15 MotoGP M. Melandri Yamaha 45 16 MotoGP 阿部典史 Yamaha 31
-
Pos. Constructor Point 1 Honda 395 2 Ducati 225 3 Yamaha 175 4 Aprilia 81 5 Suzuki 43 6 ProtonKR 38