1988年
ヤマハが1988年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
3年連続コンストラクタータイトル獲得!
ローソンがV3、マギー、レイニーはGP初優勝
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全15戦が開催され、E・ローソンがW・ガードナー(ホンダ)を抑え3度目の世界チャンピオンに輝いた。またヤマハは3年連続のコンストラクタータイトル獲得となった。開幕戦日本GPではK・シュワンツ(スズキ)が優勝、ローソンは3位となる。第2戦は1965年以来の開催となるアメリカGP。このラグナセカでローソンは中盤から首位に躍り出ると独走優勝、ランキングトップに立った。その後は第14戦までで優勝6回、2位4回など安定した速さをみせランキング首位を行く。8月末の第14戦チェコスロバキアを終え、ランキング2位のガードナーとは20点差、残りは2レース。ところがチェコスロバキアGPの直後に第15戦のアルゼンチンGP中止が決まり、この時点でローソンのタイトルとヤマハのコンストラクターズタイトルが決定。最終戦で仮にガードナーが優勝しローソンが無得点で同点に並んだ場合も、優勝回数でローソンが勝っていることからタイトルが決まった。最終戦ブラジルで、既にタイトルを決めているローソンは序盤一時シュワンツに先行を許すも、すぐ抜き返した後は独走体制にはいりゴール、シーズン7勝目を飾った。
K・マギーとW・レイニーの活躍も注目された。第3戦のスペインGPでは、ポール発進のマギーが、中盤ローソンを抜きトップへ躍り出る。その後2人は激しい抜き差しの末、首位争奪戦は最終周にもつれこむが、周回遅れが絡みマギーが逃げきりGP初優勝を飾った。レイニーは第4戦ポルトガル以降4連続で表彰台に登る実力を見せ、ついに第12戦イギリスで優勝。2週間前の鈴鹿8耐で優勝し好調のレイニーは、スタートツー・フィニッシュで初優勝を飾ったのだった。
ガリーガがランキング2位
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J・ガリーガがシーズン3勝を飾るなどでランキング2位となった。開幕戦と第2戦の表彰台はホンダが独占していたが、第3戦のスペインGPで地元のガリーガは2位でゴール。第4戦ポルトガルでは、スタート・ツー・フィニッシュでGP初優勝を飾りランキングでは首位のA・ポンズ(ホンダ)に1点差の2位に浮上。その後3レース連続で3位となり、続くオランダで2勝目を飾りついにランキング首位に躍り出る。第9戦ベルギーでガリーガは、3周目に首位にたつが、次周の多重クラッシュで赤旗中断。再スタート後のガリーガはマシン不調に見舞われ、6位に留まりランキングは1点差の2位に後退。その後は、ポンズとの僅差のランキング争いが続く。その差僅か4点差で迎えた最終戦ブラジルGP、ガリーガは転倒車を避けようとして30位まで後退するが猛烈に追い上げ5位でゴール。一方ポンズは3位でゴールしたため、ガリーガのタイトル獲得にはならなかった。ガリーガ同様、YZR250での参戦2年目のL・カダローラは、第6戦西ドイツでは、ポンズを従えてGP250cc初優勝、第12戦イギリスでも優勝してランキング6位となった。
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Cate. Rider Machine 500cc Eddie Lawson YZR500(0W98) 500cc Didier De Radigues YZR500(0W98) 500cc Kevin Magee YZR500(0W98) 500cc Wayne Rainey YZR500(0W98) 500cc Christian Sarron YZR500(0W98) 500cc Patrik Igoa YZR500(0W98) 500cc 平忠彦 YZR500(0W98) 250cc Luca Cadalora YZR250 250cc Carlos Lavado YZR250 250cc Juan Garriga YZR250
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 500cc E. Lawson Yamaha 252 2 500cc W. Gardner Honda 229 3 500cc W. Rainey Yamaha 189 4 500cc C. Sarron Yamaha 149 5 500cc K. Magee Yamaha 138 6 500cc N. MacKenzie Honda 125 7 500cc D.De. Radigues Yamaha 120 14 500cc P. Igoa Yamaha 44 15 500cc 平忠彦 Yamaha 36 28 500cc 藤原儀彦 Yamaha 4
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Pos. Constructor Point 1 Yamaha 280 2 Honda 242 3 Suzuki 157 4 Elf-Honda 68 5 Cagiva 65 6 Fior 8