1980年
ヤマハが1980年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
K・ロバーツが3年連続タイトル
ロバーツが3年連続チャンピオン!
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ヤマハチームは、3連覇を狙うK・ロバーツと、J・チェコットの布陣で臨んだ。開幕戦と第2戦目がキャンセルされ、3戦目に組まれていた5月中旬のミサノでのレースが開幕戦となり全8戦が行われた。ロバーツは開幕戦と、続くスペイン、さらにフランスと序盤3レースで連勝してランキングをリード。一方ライバルのR・マモラ(スズキ)は終盤調子を上げ、ベルギーとイギリスで優勝するが、ロバーツも確実に上位フィニッシュし、最終的には15ポイント差でタイトルを獲得、3年連続のチャンピオンに輝いた。なおチェコットはランキング7位に終わった。
この年、ファクトリーマシンYZR500もシーズン途中で進化していった。シーズン序盤はまず新たにアルミフレームを採用した0W48を投入。第4戦オランダから0W48R(スチールフレームの0W45ベース)になった。この「R」はリアの意味で4気筒のうちの外側2気筒を後方排気としたもの。そのオランダでは、タイヤの空気漏れでロバーツはリタイアしたが、続く第ベルギーでは3位。その後の2レースは再び0W48に乗り替えて連続2位となった。最終戦のニュルブクリンクでは、今度はアルミフレームを採用した0W48Rを駆り4位でゴール。シーズン中マシンを2度3度と乗換えてのタイトル獲得だった。
なおオランダでは、プラベイターでヤマハTZ500のJ・ミドルブルクが優勝。なお、この年は250ccと350ccのタイトルホルダー、南アフリカのK・バリントン(カワサキ)が500ccに参戦。ホンダの4ストローク車も前年に引き続き登場して注目されたが、ホンダ車のポイント獲得はならなかった。
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Cate. Rider Machine 500cc Kenny Roberts YZR500(0W48/0W48R) 500cc Johnny Cecotto YZR500(0W48)
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 500cc K. Roberts Yamaha 87 2 500cc R. Mamora Suzuki 72 3 500cc M. Lucchinelli Suzuki 59 4 500cc F. Uncini Suzuki 50 5 500cc G. Rossi Suzuki 38 6 500cc W. Hartog Suzuki 31 7 500cc J. Cecotto Yamaha 31
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Pos. Constructor Point 1 Suzuki 108 2 Yamaha 102 3 Kawasaki 13