1979年
ヤマハが1979年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
K・ロバーツが500ccを連覇
ロバーツが2年連続チャンピオン!
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1979年のヤマハには、前年チャンピオンのK・ロバーツ、そしてランキング3位だったJ・チェコットに加え、フランスのC・サロンが新加入。更に戦闘力を高めた新型YZR500(OW45)で連続タイトル獲得を目指した。この年も500ccクラスの多数派はスズキの4気筒で、ヤマハは少数派だったが、ロバーツは終盤の逆転で2年連続チャンピオンに輝いた。しかしコンストラクタータイトルは奪還ならず、スズキが獲得した。
開幕前、日本でのテストで負傷したロバーツは第1戦ベネゼエラを欠場。その開幕戦はB・シーン(スズキ)が優勝した他、スズキ勢が上位を占め、ヤマハはサロンの7位が最上位だった。しかし第2戦オーストリアから復帰したロバーツは、このザルツブルク、第4戦イモラ、続く第5戦スペイン、そしてリエカでの初開催となったユーゴスラビアGPで優勝、ランキングをリードする。しかし終盤は芳しくなく、V・フェラーリ(スズキ)に一時ランキング首位を譲ることになる。
第9戦スウェーデンGP4位入賞時点でランキングトップに戻ったロバーツは、第11戦シルバーストーンで5勝目を飾る。しかし、結局タイトル争いは最終戦に持ち越された。最終戦のルマンは、チャンピオンの可能性を残していたフェラーリが転倒、一方のロバーツは3位でゴールしタイトルを決定。サロンは11戦中7戦でポイントを獲得しランキングは11位だった。なお、第8戦スウェーデンGPでは、YZR500開発ライダーの高井幾次郎が参戦し8位となった。またこの日はホンダの4ストロークマシンが2台登場したが、ともにリタイアした。
ポンスがタイトルを獲得
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3年目のこの年は全10戦(この年は2ヒート制で全20ヒート)が開催され、ヤマハTZ750を駆るパトリック・ポンスが初のタイトルを獲得。フランス人史上初のロードレース世界チャンピオンとなった。第7戦のアメリカ大会終了後、YZR750を駆るJ・チェコットを抜いてランキング首位に立っていたポンスは、第10戦西ドイツで両ヒート優勝、最終戦ユーゴスラビアのリエカでも両ヒート3位となりタイトルを決めた。同時にヤマハにとって3年連続タイトル獲得となった。なおフォーミュラ750世界選手権はこの年で終了した。
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Cate. Rider Machine 500cc Kenny Roberts YZR500(0W45) 500cc Johnny Cecotto YZR500(0W45) 500cc Christion Sarron YZR500(0W45) 500cc 高井幾次郎 YZR500(0W45)
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 500cc K. Roberts Yamaha 113 2 500cc V. Ferrari Suzuki 89 3 500cc B. Sheene Suzuki 87 4 500cc W. Hartog Suzuki 66 5 500cc F. Uncini Suzuki 51 6 500cc J.van Dulmen Suzuki 50 11 500cc C. Sarron Yamaha 26 20 500cc J. Cecotto Yamaha 10 29 500cc 高井幾次郎 Yamaha 3
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Pos. Constructor Point 1 Suzuki 165 2 Yamaha 138 3 Morbidelli 2