1978年
ヤマハが1978年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
K・ロバーツがチャンピオン獲得
YZR500&ロバーツがチャンピオン獲得!
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1978年のヤマハチームは、J・チェコットにK・ロバーツが加わり体制を一新。欧州法人契約の片山敬済を加えた布陣となった。マシンは前年GPを走ったOW35をベースに、排気デバイスYPVSを装着する等で性能を向上させたYZR500(OW35K)だった。
AMAのダートレース出身のロバーツは、表面に溝のないスリックタイヤをGPに持ち込み、またコーナーではイン側に身体を大きく落としこむ独特のハングオンスタイルで注目された。その後のロードレースの走行スタイルに強い影響を与えた。そのロバーツは、GPコースに慣れる目的もあり250ccにも参戦、その開幕戦で優勝して秘めた実力を示した。500ccでのロバーツは、開幕のベネズエラはリタイアに終わったが、第2戦スペインで2位となってから流れをつくり、続く第3戦オーストリア、フランス、イタリアと3連勝。続くオランダとベルギーでも2位となりライバルのB.シーン(スズキ)にポイント差を付けていく。終盤イギリスGPでもロバーツは4勝目を飾って初のチャンピオンに輝いた。チェコットはオランダでの優勝を含めてランキング3位、片山敬済はランキング5位。ランク上位6位までにヤマハとスズキの選手が交互に入る接戦となったシーズンだった。
チェコットが初タイトルを獲得
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2シーズン目となったフォーミュラ750は全10戦の開催。ヤマハは前年同様ファクトリーYZR750を投入し、J・チェコットが3勝を挙げタイトルを獲得した。K.ロバーツは、最多の4勝をあげるがランキング2位に終わった。その他、ランキング10位までをヤマハ車が占めた。
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Cate. Rider Machine 500cc Kenny Roberts YZR500(0W35K) 500cc Johnny Cecotto YZR500(0W35K) 500cc 片山敬済 YZR500(0W35K)
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 500cc K. Roberts Yamaha 110 2 500cc B. Sheene Suzuki 100 3 500cc J. Cecotto Yamaha 66 4 500cc W. Hartog Suzuki 65 5 500cc 片山敬済 Yamaha 53 6 500cc P. Hennen Suzuki 51
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Pos. Constructor Point 1 Suzuki 146 2 Yamaha 139