1975年
ヤマハが1975年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
500ccチャンピオン獲得
ライダー&コンストラクターの2冠達成!
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1975年は、ヤマハのG・アゴスチーニがP・リード(MVアグスタ)、T・ランシボリ(スズキ)、B・シーン(スズキ)を押さえて活躍。10戦中優勝4回、2位2回と獲得ポイントの全てを有効ポイントとしてタイトルを決定した。これでアゴスチーニは3年ぶりのタイトル奪還、ヤマハにとって最高峰500ccクラスでの初のライダータイトルとなった。またコンストラクタータイトルも獲得して2冠達成を成し遂げた。
開幕戦のフランスでアゴスチーニは優勝、第2戦ザルツブルクは同じくYZR500に乗る金谷秀夫が優勝(350ccクラスとのダブルウイン)、第3戦西ドイツ、第4戦イタリアもアゴスチーニが連勝。主力選手が出場を見合わせたマン島TTレースを挟んだ第6戦オランダでは、アゴスチーニ、シーン、リードの三つ巴の首位争いの末、シーンが同クラスでの初優勝。アゴスチーニは同着タイムの2位だった。シリーズ後半はリードの巻き返しがあり、タイトル決定戦は最終戦チェコスロバキアに持ち越された。
アゴスチーニとリードの決戦となった最終戦、仮にリードが優勝してもアゴスチーニが7位以内で完走すれば、タイトルが決定するという得点差で迎えた決勝17周。前半は、シーン、ランシボリのスズキ勢がトップ争いに割ってはいったが、いずれも中途でリタイア。アゴスチーニはリードに勝負を挑まず冷静に走り2位でゴール、タイトルを決めたのだった。ヤマハにとって最高峰での初のライダータイトルの獲得、コンストラクタータイトルも2年連続となった。なお金谷はシーズン序盤ランキング首位に立っており、チャンピオン候補に数えられていたが、シーズン中盤以降は参戦しなかった。
J・チェコットがチャンピオン獲得!
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全11戦が開催され、ヤマハ選手が10勝。その中でチェコットは4勝を飾ってチャンピオンを獲得、ヤマハライダーとしては2年連続のタイトル獲得。ヤマハはこのクラスでの3年連続コンストラクタータイトルを獲得した。
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Cate. Rider Machine 500cc Giacomo Agostini YZR500(0W23) 500cc 金谷秀夫 YZR500(0W23)
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 500cc G. Agostini Yamaha 84 2 500cc P. Read MV Agusta 76(96) 3 500cc 金谷秀夫 Yamaha 45 4 500cc T. Lansivuori Suzuki 40 5 500cc J. Williams Yamaha 32 6 500cc B. Sheene Suzuki 30
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Pos. Constructor Point 1 Yamaha 87(131) 2 MV Agusta 78(98) 3 Suzuki 76(86) 4 König 20 5 Kawasaki 15 6 Danfay Yamaha 10