1967年
ヤマハが1967年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
125ccで初タイトル獲得
P・リードがランキング2位!
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1967年、ヤマハはV型4気筒RD05をさらに軽量化・熟成させたRD05Aを開幕から投入、P・リードとB・アイビーに託した。ホンダ6気筒のM.ヘイルウッドとのタイトル争いは結局最終戦まで持ち越され、終ってみればリードとヘイルウッド50点の同点。優勝回数の差(ヘイルウッド5勝/リード4勝)により、ヘイルウッドのタイトルが決定。ヤマハのリードとアイビーはランキング2、3位に終わり、コンストラクタータイトルも奪還できなかった。
開幕戦はリードの好発進で始まった。このレースの14周目、トラブルでリタイアしたヘイルウッドに対し、リードは独走。2位のR.ブライアンズ(ホンダ)に20秒差での快勝だった。続く2戦西ドイツでは、アイビーはミッションの不調、リードもプラグ交換のためピットインで後退、ホンダのブライアンズに40秒の差をつけられ、その後は毎周3秒ほど差をつめるが及ばず、リードは2位に留まった。
第3戦フランスでは、アイビーとリードが快調だった。序盤はヘイルウッドが14周目までトップを走っていたが、ヤマハの2人は終盤調子をあげてこれをパス。同日行われた125ccでの順位同様、アイビーとリードがワンツーフィニッシュを飾った。これで、アイビーは125cc、250cc両クラスでの同日優勝を成し遂げる。第4戦以降は、調子をあげてきたヘイルウッドが5勝、リード3勝、アイビーも1勝を果たしタイトル争いは混沌としてくる。結局第12戦を終えてもタイトルの行方は決まらず、その争いは最終戦日本GPに持ち越された。
この最終戦、4周目にリードはエンジン不調でリタイア。序盤首位を走ったヘイルウッドもリタイア。トップはヤマハの長谷川、アイビーの順でそのまま終盤にはいるが、長谷川、アイビーは終盤に次々とマシンが不調となりリタイア、これでトップに浮上したホンダのブライアンズが優勝。本橋が2位に入った。この結果、全13戦中での有効得点に加算する7レースを優勝したホンダがコンストラクタータイトルを獲得。ライダーチャンピオンは、リードとヘイルウッドが有効得点50ポイントのタイで、優勝回数の多いヘイルウッドがチャンピオンとなった。
初タイトル獲得(ライダー&コンストラクター)
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1967年、ヤマハは水冷2ストロークV型4気筒のRA31を投入した。ライバルはスズキ、ブルタコ、EMCなどだった。開幕戦のスペインでは、序盤スズキに先行を許したが、リードとアイビーのコンビの追撃は早く、1周目には主導権を握る。そして3位以下との差を少しずつ拡大。アイビーは2周目にリードをパスして首位にたつと、そのまま2人はワンツーフィニッシュし、幸先よいシーズンイン。しかし第2戦西ドイツのホッケンハイムは悪夢となった。先行するスズキ勢を押さえ6周目に1・2位につけたヤマハコンビだったが、周回遅れのライダーの転倒に巻き込まれてアイビーが転倒、さらに後続のリードもこれを避けきれずに転倒、1・2位をスズキが独占した。
しかし第3戦フランスからは挽回。2周目からリードがトップにたつと、7周目に今度はアイビーが首位にたちヤマハのワンツー体制へ。アイビーはその後の8周を危なげなく走り抜き優勝。リードも2位だった。その後もアイビー、リードの両エースの活躍で、ヤマハはシリーズを快進撃する。マン島ではリードが優勝し、本橋明泰も3位となり、マン島TTでの3連覇も達成する。7戦目のチェコスロバキアを終了してヤマハは6勝を飾り、8戦目のフィンランドでタイトル決定の可能性が出てきた。このフィンランドではスズキに優勝を譲りアイビーは2位。しかし続くアルスターGPでアイビーが優勝し、ヤマハのコンストラクタータイトルが決定。第10戦のイタリアGPでもアイビーが優勝。これでアイビーのライダータイトルが決定。その後のカナダGP、日本GPでもアイビーは連勝、総合獲得ポイントは76点、有効ポイント56点でチャンピン誕生となった。
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Cate. Rider Machine 250cc Phil Read RD05A 250cc Bill Ivy RD05A 250cc 本橋明泰 RD05A 250cc 長谷川弘 RD05A 125cc Phil Read RA31 125cc Bill Ivy RA31
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 250cc M. Hailwood Honda 50(54) 2 250cc P. Read Yamaha 50(56) 3 250cc B. Ivy Yamaha 46(51) 4 250cc R. Bryans Honda 40(58) 5 250cc D. Woodman MZ 18 6 250cc H. Rosner MZ 13 9 250cc 本橋明泰 Yamaha 6
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Pos. Constructor Point 1 Honda 56(84) 2 Yamaha 54(88) 3 MZ 23(27) 4 Bultaco 18(20) 5 Kawasaki 5 6 Aermacchi 5