1966年
ヤマハが1966年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
マン島TT 125ccクラスで連覇!
連覇ならず、P.リードがランキング2位!
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1966年、ヤマハは3年連続でライダー&コンストラクタータイトル獲得を目指した。マシンはV型4気筒RD05だった。エースライダーのP・リードは、ホンダ6気筒のM・ヘイルウッドの好走に一歩及ばずライダー、コンストラクタータイトルとも2位に終った。リードはシリーズを通じ2位5回などでランキング2位。しかし最終戦の日本GPのヤマハは、長谷川弘、リード、本橋明泰が表彰台を独占、次年度への期待を集めた。
この最終戦、日本GPは富士スピードウェイが会場。ヤマハは長谷川、本橋、リード、アイビーの4選手の体制。欧州からはアエルマッキ、ブルタコ、ハスクバーナのファクトリーマシンが出走した。スタートから主導権を握ったヤマハ勢は、互いにトップを入れ替える攻防戦の様相。地元長谷川は、前年の世界チャンピオン、リードと互角に渡りあった末にGP初優勝を飾った。2位のリードは2分05秒87のファステストラップを記録、本橋は3位だった。
マン島TTを連覇、アイビーはGP初優勝
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1961年のフランスでのGP初参戦から6年目、ヤマハはGP125ccクラスへフル参戦を開始した。マシンは、2年目の熟成が図られた水冷2ストローク2気筒8段ミッションのRA97。全10戦中、ヤマハのB・アイビーは開幕戦の初優勝を含め4勝、P・リードが1勝、対するホンダのL・タベリは5勝を飾り、タイトルはホンダへ渡った。ヤマハのアイビーは4ポイント差のランキング2位だった。とはいえ、前年優勝を飾っているマン島TTでヤマハは、スズキ、ホンダを抑えアイビー、リードでのワンツーを飾り “TTレースヤマハ2年連続優勝”に輝いた。
開幕のスペインGPは、バロセロナ郊外のモンテジューチ公園サーキット。日本の3メーカーに加え、ブルタコ、モンテッサ、デルビ、EMC、MZなど36台が参加。決勝はスズキ、ヤマハ、MZ、5気筒のホンダなど、各ライダーがトップ集団を形成、序盤上位陣から脱落者が続くなか、2周目にトップに躍り出たのがアイビーだった。アイビーは快調に飛ばし、自身のGP初優勝を飾る。一方、リードは序盤のピットインとプラグ交換により、最後尾からの挽回となったが、驚異的な追い上げで4位に入賞した。
シーズン前半はアイビーがオランダで2勝目を飾るが、ホンダのタベリは西ドイツ、東ドイツ、チェコスロバキアで勝ちシリーズ戦を牽引。第6戦フィンランドでは、リードが持ち前のスタートダッシュを披露。スタートから弾丸のごとく飛び出し首位を奪いスズキ勢、ホンダ勢との差を拡げていく。そんな中激しく追い上げてきたのがタベリだった。終盤17周目、首位リードとの差を100ヤードにつめると、最終ラップの最終コーナーでは両者はほとんど並ぶ接戦。最終コーナーからゴールまでの残り400ヤードを2台は重なって走り、観客総立ちとなるがコンマ1秒差でヤマハのリードが逃げ切った。
そしてマン島TT。通年は6月開催だが、この年は海員ストライキの影響で約10週間延期され、8月末の開催となる。当日の天候は芳しくなく、山手コースは濃い霧に包まれ開始は3時間遅れ。天候が回復すると、50台の出走者が2台ずつ10秒間隔でスタートした。ヤマハの水冷2ストローク2気筒には、リード、アイビー、ダッフが乗車。ライバルは、ホンダ、スズキだった。主役はアイビーとリードの2人。1周目から次々と記録を更新、アイビーは平均時速157km/hの新記録で優勝。時速160km/h超で壁に接触してスクリーンを破損するものの、転倒を逃れての力走だった。このTT優勝はアイビー自身としては初、ヤマハにとっては前年に続く2連勝となった。
最終戦日本GPは富士山の麓。ポール発進のアイビーは、スタート直後はスリップを使った伊藤光夫(スズキ)にトップを譲るが、すぐにトップを奪い返すと独走。ハイペースで飛ばし2位片山義美(スズキ)に21秒差で優勝、アイビーはランキング2位。ヤマハはコンストラクターランキング2位となった。
350ccクラスでヤマハ初優勝
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この年の最終戦、日本GPの350ccクラスには、RD05Aを排気量アップしたモデルをヤマハは投入、P・リードとB・アイビーが乗りそれぞれ1、2位を獲得。この優勝はGP350ccでのヤマハの初優勝となった。
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Cate. Rider Machine 250cc Phil Read RD05 / RD05A 250cc Bill Ivy RD05 250cc Mike Duff RD05 250cc 長谷川弘 RD05A 250cc 本橋明泰 RD05A 125cc Phil Read RA97 125cc Bill Ivy RA97 125cc 長谷川弘 RA97 125cc Mike Duff RA97
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Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 250cc M. Hailwood Honda 56(80) 2 250cc P. Read Yamaha 34 3 250cc J. Redman Honda 20 4 250cc D. Woodman MZ 18 5 250cc S. Graham Honda 15 5 250cc H. Rosner MZ 15 9 250cc M. Duff Yamaha 9 10 250cc 長谷川弘 Yamaha 8 13 250cc B. Ivy Yamaha 5 14 250cc 本橋明泰 Yamaha 4
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Pos. Constructor Point 1 Honda 56(82) 2 Yamaha 40 3 MZ 28(30) 4 Bultaco 24(25) 5 Jawa-CZ 11 6 Aermacchi 8