1965年
ヤマハが1965年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。
250ccで連続二冠を達成!
13戦中8戦で優勝!
-
-
1965年、ヤマハは全13戦中、P・リードが7勝、M・ダフが1勝を飾り、2年連続でコンストラクタータイトルを獲得、ライダーランキングでも、リードがチャンピオンに輝き、ダフがランキング2位となった。全13戦の最小過半数となるベストの7レースの得点合計でタイトルが決まった。なお配分得点は1位8点、2位6点、以下4点、3点、2点、1点と6位までポイントが与えられた。
開幕戦のアメリカGPは、デイトナで開催され、リードとダフがワンツーを飾り、幸先良いシーズンイン。その勢いは、そのまま欧州ラウンドに持ち込まれ、第2戦西ドイツGPでも2人がワンツー。会場のニュルブルクリンクは、それまでの北コースに替わり、難コースの南コースでの開催。ちなみにこの大会での各ファクトリーマシンは、スズキ(水冷2ストローク4気筒)、MZ(水冷2ストローク2気筒)、ブルタコ(空冷2ストローク単気筒)、アエルマッキ(空冷4ストローク単気筒)、そしてヤマハ(空冷2ストローク2気筒)、ホンダ(空冷4ストローク6気筒)で、出場は総勢44台。ホンダのレッドマンは前日の350ccレースで負傷したため欠場。決勝はヤマハのワンツー独走となり、周回遅れにならなかったのは3位のR・トーラス(ブルタコ)ただ1人。フィニッシュラインを通過できたのは22台、完走扱い10台のサバイバルでのワンツーだった。ヤマハを駆るリードは、続くスペイン、フランス、オランダ、チェコスロバキアを制し6勝目を挙げる、一方のライバル、レッドマンはマン島、ベルギー、東ドイツで優勝し3勝。迎えた10戦目は、ヤマハの2年連続メーカータイトルがかかるレース。会場は北アイルランドのダンドロッド。降りしきる雨の中、ここでもリードとダフがワンツーを飾り、残り3戦を待たずして2年連続コンストラクタータイトルを決定。そしてリードはこの年ライダーチャンピオンを獲得。2年連続でのライダー&コンストラクターの2冠を達成した。
このシーズンのもうひとつの焦点は、第12戦イタリアGPだった。ヤマハは既にタイトルを決めていたが、会場のモンツァは前年ホンダが6気筒マシンを登場させたところ。今度はヤマハが新鋭ファクトリーマシン、2ストロークV型4気筒のRD05を登場させ、これをリードが駆った。しかし決勝では、雨天に見舞われオーバークールとなり、戦列離脱。続く最終戦の日本GPでは、リード、そして負傷のダフに代わって出場のB・アイビーがRD05を駆る。しかしヤマハはホンダ勢の前を走ることは出来ずリードは転倒。アイビーの3位がヤマハの最上位成績だった。
ヤマハ&リード、マン島TTで初優勝!
-
1965年、125ccクラスのヤマハはマン島でGP125初優勝を飾った。もともとマン島を照準にGP参戦を開始してきたヤマハだったが、それまでこのクラスではホンダ、スズキの後塵を浴びていた。そうした中、水冷化で戦闘力を高めた2気筒モデルを駆り、P・リードはマン島TTで優勝。ヤマハにとってGP125での初優勝となった。マシンは、前年のオランダでデビューし、リードが2位となったRA97の水冷化モデルだった。続くオランダGPでも、今度はダッフが優勝し、ヤマハはこの年2勝、コンストラクターランキングで4位となった。
-
Cate. Rider Machine 250cc Phil Read RD56 / RD05 250cc Mike Duff RD56 250cc Bill Ivy RD05 250cc 長谷川弘 RD05 125cc Phil Read RA97 125cc Mike Duff RA97 125cc Bill Ivy RA97
-
Pos. Cate. Rider Constructor Point 1 250cc P. Read Yamaha 56(68) 2 250cc M. Duff Yamaha 42(50) 3 250cc J. Redman Honda 34 4 250cc H. Rosner MZ 18 5 250cc D. Woodman MZ 15 6 250cc B. Beale Honda 14 9 250cc B. Iyv Yamaha 4 14 250cc 長谷川弘 Yamaha 2
-
Pos. Constructor Point 1 Yamaha 56(86) 2 Honda 46(55) 3 MZ 27 4 Bultaco 18 5 Suzuki 13 6 Benelli 12