Wayne Rainey
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Wayne Rainey ウェイン・レイニー
アメリカ
Born: 1960年10月
'77年、ダートトラックでレースキャリアをスタートさせた彼は、K・ロバーツとF・スペンサーが激戦を展開した'83年、AMAスーパーバイクチャンピオン(ホンダ)を獲得。引退したばかりのロバーツから誘いを受け、'84年、世界GPフル参戦(250cc)を果たす。その後AMAスーパーバイクに戻り、'87年再びチャンピオン(カワサキ)を獲得したレイニーは、ついにチームロバーツでGP500のレギュラーシートを手に入れた。それから3年、彼はつねに冷静さを失わない洗練された速さと闘志あふれる強さを身に付け、AMA時代からのライバル、スズキのK・シュワンツと激しいタイトル争いを展開し、先行逃げ切りの“レイニーパターン”を確立。
90年から'92年まで500ccクラス3連覇を達成してロバーツと肩を並べたが、V4を目前にした'93年、突然のアクシデントによって選手生活にピリオドを打った。だがレースへの情熱は冷めやらず、翌年チーム監督として復帰。原田哲也、K・ロバーツJr、阿部典史らを走らせた。「最高のマシンを作ったから乗りなさい、ではない。ヤマハのスタッフと私は完全にひとつのチームとしてマシンを作り、レースを戦った。だから私たちは成功したのだ。ヤマハがレースを通して創り上げたのは、ヤマハの歴史そのものであり、私はその一部になれて幸せだった」
Year | Class | Result & Pole position | Machine | ||||
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1988 | 500cc | 3位 | PP: 1回 | 優勝1回 | 2位2回 | 3位4回 | YZR500(0W98) |
1989 | 500cc | 2位 | PP: 4回 | 優勝3回 | 2位4回 | 3位6回 | YZR500(0WA8) |
1990 | 500cc | チャンピオン | PP: 3回 | 優勝7回 | 2位5回 | 3位2回 | YZR500(0WC1) |
1991 | 500cc | チャンピオン | PP: 6回 | 優勝6回 | 2位4回 | 3位3回 | YZR500(0WD3) |
1992 | 500cc | チャンピオン | PP: 0回 | 優勝3回 | 2位4回 | 3位1回 | YZR500(0WE0) |
1993 | 500cc | 2位 | PP: 1回 | 優勝4回 | 2位3回 | 3位2回 | YZR500(0WF2) |
※ヤマハファクトリーチーム在籍年、ヤマハファクトリーマシンに乗車した年、ヤマハ市販マシンでランキング5位以内となった年の成績を紹介しています。
(世界GPまたは世界F750)