Phil Read
ヤマハが過去に参戦してきたレースのライダー詳細をご覧いただけます。
Phil Read フィル・リード
イギリス
Born: 1939年
「三本角」のデザインが特徴的なヘルメットは、当時のライバルたちにとっては大きな脅威だったに違いない。それほどまでに彼は強いライダーだった。'61年、ノートンで世界GPに参戦を開始し、'63年の日本GPからヤマハに加入。2年目の翌'64年にはRD56で5勝を挙げ、みごと王座を射止めた。これが彼とヤマハ、お互い最初の世界タイトルである。「大満足だけど、燃え尽きたよ」とリード。世界制覇はそれほど大きな目標だった。
若手ライダーが伸びる時期と、ヤマハの技術力の飛躍の時期とが一致し、彼の時代は続く。250ccクラスでは'65年、'68年、'71年、125ccクラスでは'68年に王座に就き、ヤマハ時代の世界タイトルは5つを数えた。ところが一転、彼はその後、MVアグスタに移籍。'73年からYZR500を投入して世界GPに復帰したヤマハのJ・サーリネン、金谷秀夫、MVアグスタからヤマハへ移ったG・アゴスチーニを相手に戦って2度タイトルを奪い、自身の世界タイトル獲得数を7つに伸ばした。
Year | Class | Result & Pole position | Machine | ||||
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1963 | 250cc | 10位 | PP: 0回 | 優勝0回 | 2位0回 | 3位1回 | RD56 |
1964 | 250cc | チャンピオン | PP: 0回 | 優勝5回 | 2位1回 | 3位1回 | RD56 |
1964 | 125cc | 8位 | PP: 0回 | 優勝0回 | 2位1回 | 3位0回 | RA97 |
1965 | 250cc | チャンピオン | PP: 0回 | 優勝7回 | 2位2回 | 3位0回 | RD56 / RD05 |
1965 | 125cc | 10位 | PP: 0回 | 優勝1回 | 2位0回 | 3位0回 | RA97 |
1966 | 350cc | 8位 | PP: 0回 | 優勝1回 | 2位0回 | 3位0回 | RD05 |
1966 | 250cc | 2位 | PP: 0回 | 優勝0回 | 2位5回 | 3位1回 | RD05 |
1966 | 125cc | 4位 | PP: 0回 | 優勝1回 | 2位1回 | 3位3回 | RA97 |
1967 | 250cc | 2位 | PP: 0回 | 優勝4回 | 2位4回 | 3位0回 | RD05A |
1967 | 125cc | 2位 | PP: 0回 | 優勝2回 | 2位4回 | 3位0回 | RA31 |
1968 | 250cc | チャンピオン | PP: 0回 | 優勝5回 | 2位2回 | 3位0回 | RD05A |
1968 | 125cc | チャンピオン | PP: 0回 | 優勝6回 | 2位2回 | 3位0回 | RA31A |
1971 | 250cc | チャンピオン | PP: 0回 | 優勝3回 | 2位1回 | 3位1回 | TD-2 |
※ヤマハファクトリーチーム在籍年、ヤマハファクトリーマシンに乗車した年、ヤマハ市販マシンでランキング5位以内となった年の成績を紹介しています。
(世界GPまたは世界F750)