Carlos Lavado
ヤマハが過去に参戦してきたレースのライダー詳細をご覧いただけます。
Carlos Lavado カルロス・ラバード
ベネズエラ
Born: 1956年5月
'75年世界GP350チャンピオンとなった母国出身のJ・チェコットに憧れて本格的なレース活動を始めた彼は、'78年、初めて母国で開催された世界GP250ccクラスにTZ250で参戦。GP500とダブルエントリーしていたK・ロバーツに次ぐ2位表彰台を獲得。さらに翌年、350ccで母国GP優勝を果たして注目を浴び、'81年から世界GP250にフル参戦する。優勝かリタイアか……。一戦一戦つねに全力、全開で走るスリリングなレーススタイルは、ラテン的な風貌に違わず、情熱的で陽気な彼のキャラクターそのもの。転倒さえしなければ、とてつもなく速い。'83年、'86年に獲得した世界チャンピオンもそうしたレースの積み重ねによるもので、当時、雑誌にこんなコメントを残している。
「チャンピオンの秘訣なんてないんだよ。誰よりもうまく、速く走りたい。そう思って努力しているだけさ。僕もマシンも、手を抜いたり力をセーブしたりはしない。できないんだ。いつも全開あるのみ。だから僕にとってよいレース、悪いレースは存在しない。例え2位になっても、転んで足の骨を折っても、全力を尽くした結果だから、すべて満足さ」 '89年からマシンをアプリリアにスイッチし、'92年、ジレラのマシンでGP生活を終えた。
Year | Class | Result & Pole position | Machine | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1981 | 350cc | 5位 | PP: 0回 | 優勝0回 | 2位1回 | 3位2回 | TZ250 |
1981 | 250cc | 4位 | PP: 1回 | 優勝0回 | 2位3回 | 3位2回 | TZ250 |
1982 | 350cc | 5位 | PP: 0回 | 優勝1回 | 2位1回 | 3位0回 | TZ250 |
1982 | 250cc | 5位 | PP: 1回 | 優勝2回 | 2位0回 | 3位0回 | TZ250 |
1983 | 250cc | チャンピオン | PP: 1回 | 優勝4回 | 2位0回 | 3位2回 | TZ250 |
1984 | 250cc | 3位 | PP: 2回 | 優勝1回 | 2位2回 | 3位2回 | TZ250 |
1985 | 250cc | 3位 | PP: 5回 | 優勝2回 | 2位4回 | 3位0回 | TZ250 |
1986 | 250cc | チャンピオン | PP: 7回 | 優勝6回 | 2位2回 | 3位0回 | YZR250(0W82) |
1987 | 250cc | 10位 | PP: 2回 | 優勝1回 | 2位0回 | 3位0回 | YZR250 |
1988 | 250cc | 11位 | PP: 1回 | 優勝0回 | 2位1回 | 3位0回 | YZR250 |
※ヤマハファクトリーチーム在籍年、ヤマハファクトリーマシンに乗車した年、ヤマハ市販マシンでランキング5位以内となった年の成績を紹介しています。
(世界GPまたは世界F750)